「つかえるITを、世界から。」をミッションとし、海外製テクノロジーをベースとした事業開発を手がける株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗、以下オーシャンブリッジ)は、クラウド型ファイルビューワの最新バージョン 「Brava! Enterprise 6.2」(ブラバ エンタープライズ 6.2、開発元:米国Informative Graphics Corp.)を2010年8月26日より販売開始します。
■クラウド型ファイルビューワ「Brava! Enterprise」について
Brava! Enterpriseは、文書管理システム・図面管理システムやエンタープライズコンテンツマネジメントシステム(ECM)に組み込める、Webベースのクラウド型ファイルビューワです。既存のシステムに組み込むことで、Office文書、PDF、CADデータ、画像などの様々な形式のファイルを、Webブラウザ上で高速・高精度に表示することができ、かつファイルの流出を根本的に防ぐことができます。
サーバ側で各種ファイルを表示専用のCDLデータに変換し、そのデータをページ単位でクライアントPCに送り、Webブラウザにプラグインされたビューワで表示する、というクラウド型のビューワのため、クライアントPCにファイルそのものをダウンロードさせずに表示することができます。それによりファイルの持ち出しや印刷、スクリーンキャプチャ等を禁止し、セキュリティを高めることができます。また必要なページだけダウンロードしてWebブラウザ上で表示するため、ファイルを丸ごとダウンロードして各アプリケーションで表示する場合と比較し、圧倒的に速く表示できます。弊社のテストでは、文書ファイルが表示されるまでの時間が、平均して88.7%も短縮されました(注:回線速度500〜1Mbpsを想定した帯域制限環境における、2〜5MBのPPT・PDFファイルの1ページ目が表示されるまでの時間の短縮率の平均値)。
■クラウドコンピューティングにおいてBrava!が果たす役割
昨今、日本版SOX法施行などに伴うコンプライアンス確立の観点から、文書管理システムやECMにおけるファイルセキュリティ強化のニーズが急激に高まっています。さらに、社外からモバイルPC等で社内の情報にアクセスする機会が増えており、情報漏洩を許さないセキュアなモバイルアクセス環境が求められています。そして、クラウドコンピューティングの広がりにより、クラウド上のサーバからネットワーク経由でファイルを取得する場面が増えています。容量の重い提案書ファイル等をクラウドからPCにダウンロードする際に、非常に時間がかかってしまうという問題や、PCにファイルが残って社外に流出してしまうことによるセキュリティリスクの問題が顕在化しつつあります。
こうしたニーズに対し、文書管理やECMのパッケージやクラウドサービスにBrava! Enterpriseを組み込むことで、ファイルの閲覧を許可しながらも、ファイルの流出を根本的に防止することが実現します。またクラウド環境やモバイル環境のようにネットワーク回線が制限される環境でも、重いファイルを高速・快適に閲覧することができます。効率的な情報共有と強固なセキュリティという相反するニーズを満たす環境を実現します。
■今後はクラウドベンダーとの協業にも注力
Brava! Enterpriseは、Microsoft「SharePoint」に組み込める「Brava! for SharePoint」やパナソニック ソリューションテクノロジー「GlobalDoc5」に組み込める「Brava! for GlobalDoc5」など、各種文書管理システム・ECM等との連携用パッケージとしても販売されています。また、本製品を搭載している文書共有・公開システム「Net-It Central」は国内560社740サーバの販売実績があります。今後は、Net-It Centralの販売パートナーを含めて、文書・図面管理システムやECMのパッケージを提供している販売パートナーとの協業を更に広げることに加え、文書・図面管理システムをクラウドコンピューティングで提供しているベンダーとの協業にも注力していきます。
■製品紹介セミナーのご案内
今回の新バージョンリリースにあたり、製品紹介の機会として、下記の通りセミナーを開催いたします。詳しくは弊社Webサイトをご確認ください。
開催日時:2010年9月16日(木)15:00〜17:30(受付14:30〜)
開催場所:株式会社オーシャンブリッジ セミナールーム
東京都渋谷区渋谷1-8-3TOC第1ビル9F(JR・地下鉄 渋谷駅 徒歩約5分)
開催概要:
“文書・図面管理システムのもう1つの重要なポイント”とは?!
〜セキュリティの落とし穴。これからの文書管理・・・「ファイルビューワ」がハズせない!〜
・高速・高精度かつセキュアなマルチフォーマットビューワを提供する「Brava! Enterprise」のご紹介
・Brava! お客様導入事例のご紹介
■システム構成
■画面イメージ
Brava! Enterpriseのビューワ画面の各機能
表示したCAD図面へ、変更などの指示を書き込める「マークアップ」機能
■ 動作環境
Brava!サーバ
OS:Windows Server 2003 R2 32bit/64bit, Windows Server 2008 32bit/64bit
CPU:Intel Xeon 3.0GHz 相当以上
メモリ:1GB以上 (2GB以上を推奨)
変換サーバ
OS:Windows Server 2003 R2 32bit/64bit, Windows Server 2008 32bit/64bit
CPU:Intel Xeon 3.0GHz 相当以上
メモリ:1GB以上 (2GB以上を推奨)
※変換対象のファイルに対応したアプリケーション(Microsoft Office等)が必要
クライアント OS:Windows XP SP3 32bit, Windows Vista 32bit/64bit
Webブラウザ:Internet Explorer 6.0 , Internet Explorer 7.0
「Brava Enterprise」について
本製品は、文書管理・図面管理システムやECMなどに組み込んで、ファイル表示機能を追加する連携システムです。各システム上でファイルを開く際、クライアント側に専用のアプリケーションがなくても、指定ファイルを表示でき、テキストコピーや印刷などを行えます。また、ワークフローシステムとの連携では、スタンプや透かし文字などの埋め込み、ファイルの内容に対してコメントの追加、雲形や矢印などを追加して、変更や修正指示などを共有できます。
表示はWebブラウザー上で行え、Internet Explorerの他、Google Chrome、Firefox、Safariが利用できます。また、iPadにも対応しており、ユーザーの利用環境に依らない快適なファイル表示や共有環境を提供しています。