海外製ソフトウェアをベースとした事業開発を専門とする株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗)は、AutoCAD図面や、TIFF画像、PDF文書等の各種ファイルに対応したビューワソフト「Brava! Desktop」(ブラバ!デスクトップ/米国 Informative Graphics社製)の最新バージョン「Brava! Desktop 1.3」を、本日リリースいたしました。この最新バージョンでは、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPoint、Visioファイルに対応しました。Brava! Desktop 1.3の体験版は、Webサイトhttp://www.bravaviewer.jp/ から無料でダウンロードすることができます。
Brava! Desktopの特長の一つが、修正前後の2つのファイルを重ねて、変更箇所にのみ色を付けて表示する「ファイル比較表示機能」です。具体的には、2つのファイルを重ねて表示し、変更されていない箇所は目立たないグレーで、変更された箇所については変更前を赤、変更後を緑で色を付けて表示します。そして、あたかも二枚の紙を重ねて、一枚目をめくったり戻したりしながら変更箇所を確認するのと同じように、画面上に用意されたつまみを左右に動かすことで、変更前と後のイメージをダイナミックに切り替えて確認することができます。
このユニークなファイル比較表示機能は、建設業や製造業、公共関連を中心に、修正後の設計図面の確認作業のために幅広く活用されてきました。特に建設業界では、昨今の耐震強度偽装問題や建物不正改造問題などの影響もあり、建築図面のチェックの重要性が高まっています。反面、これまでは紙に印刷した図面を目視で比較してチェックするのが一般的で、膨大な枚数の図面が発生する建築プロジェクトにおいては、非常に労力を要する作業となっていました。Brava! Desktopのファイル比較表示機能は、この検図作業を大幅に効率化することが可能です。
今回リリースされたBrava! Desktopの最新バージョンは、Microsoft Officeにも対応することにより、こうしたCAD図面に限らず、Word、Excel、PowerPoint等についても、2つのファイルを重ねて比較表示することが可能となりました。例えば、以下のようなシーンでの活用が見込まれています。
・顧客からの依頼により修正した見積書のどこが変わったのかのチェック(Excel)
・顧客に提出する提案書が、指示通りに修正されているかどうかのチェック(PowerPoint)
・内部統制のために整備している業務マニュアルのどこが変わったのかのチェック(Word)
・パンフレット等の販促物の校正原稿のチェック(PDF)
上記のような文書ファイルの修正チェックは、テキストファイルの比較と異なり、これまで有効なツールがありませんでした。そのため、どうしても人手、人の目に頼らざるを得ず、非効率な作業となっていました。Brava! Desktopは、こうした作業を大幅に効率化できる可能性があります。
今後、オーシャンブリッジでは、従来の顧客層である建設業・製造業の設計・生産部門はもちろん、マーケティング部門や広報部門、営業部門、また広告業界等の他業界にも、広くBrava! Desktopを販売していく予定です。
■ Brava! Desktopの「ファイル比較表示機能」の画面イメージ(Excelで作成した見積書の例)
■ Brava! Desktop 1.3の特長
●AutoCAD、TIFF、Office、PDF等に対応した軽快ビューワ
・AutoCAD DWG/DXF/DWF等のCAD、TIFF等の画像、Microsoft Office、PDF、CSFファイルに対応
・CADソフトが無くても、図面を正確かつ軽快に、表示・計測・印刷可能・距離・面積計測機能、レイヤー選択表示、各種拡大・縮小などの多機能
●2つのファイルを比較して変更箇所を確認可能・2つの図面や画像を重ねて表示し、差異部分に色を付けて表示することが可能・2つのファイルを重ねるだけでなく、並べて表示する等のさまざまな表示モードが選択可能
●CADソフトを持たないユーザにも安全に図面を配布
・表示ファイルは全て、圧縮・暗号化された「CSF」(Content Sealed Format)ファイルに変換可能。CSFは無料の「Brava! Reader」で表示・印刷可能・CADファイルは、CSF変換後も正確に表示・印刷可能(線幅等)
・CSFファイルには、閲覧可能期限の設定、印刷・テキストコピーの禁止などのセキュリティ設定が可能(Visual Rights技術)
●機密箇所のマスキングや、コメントなどの朱書き(マークアップ)も可能・ファイルの機密箇所をマスキングしてCSFに変換すれば、安全に配布可能・マークアップ機能で注記やコメントなどを書き込むことが可能
●各種ファイルをPDF/DWF/TIFFに変換
・表示したファイルを、PDF/DWF/TIFFに変換することが可能・Officeファイルを表示し、マスキング機能で機密箇所をマスキングしてからPDFに変換すれば、マスキング箇所のデータは自動的に削除されるため、安全に配布することが可能
■ 対応ファイル形式
AutoCAD DWG/DXF/DWFをはじめとする各種CADファイルや、TIFFをはじめとする各種画像ファイル、Word/Excel/PowerPointといったMicrosoft Officeファイル、Adobe PDFファイル、CSFファイル等
※Microsoft Office 2007には今後のアップデートにて対応予定
■ 動作環境
Windows 2000 / XP / 2003
※Windows Vistaには今後のアップデートにて対応予定
■ 価格
Brava! Desktop 1.3: 27,000円から(税抜)
※対応ファイルフォーマットや機能により、価格が異なります。詳しくは下記ページをご覧下さい。
http://www.bravaviewer.jp/buy/
「Brava Desktop」について
Brava Desktopは、CAD図面、TIFF、画像、PDF、Officeなどの様々な形式のファイルを、専用のアプリケーションなしに表示・印刷・マークアップ・マスキングできる高速・多機能ビューアソフトです。表示したファイルを別形式に変換したり、2つのファイルを重ねて比較表示したりといった機能を備えています。また、表示した図面の長さや面積を画面上で計測したり、複数レイヤーの表示を切り替えたりなど、図面を扱った作業に広く利用されています。