海外製ソフトウェアをベースとした事業開発を専門とする株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗、以下オーシャンブリッジ)は、高速Webビューワ&コラボレーション機能付き文書・図面管理システム「ProjectDox」(プロジェクトドックス、開発元:米国Informative Graphics社)の日本語版を、6月27日に発売いたします。
ProjectDoxは、プロジェクト活動や日常業務で発生する文書・図面・画像等の様々なファイルを、メンバー間で一元的に管理することができます。しかしそれだけではなく、以下のような特長を持っています。
1.高速Webビューワ機能(CDLデータ変換機能とBrava!ビューワ)
登録された様々な文書・図面・画像ファイルは、特別なソフトがなくても、一般的なWebブラウザさえあれば、高速・快適、しかも高精度に表示・印刷できます。ファイルは独自の表示用データであるCDL形式に変換され、ActiveXコンポーネントとしてWebブラウザに提供される「Brava!(ブラバ)ビューワ」で表示されます。OfficeもAutoCADもTIFFも、全てWebブラウザ上で快適に表示し、かつマークアップできます。
2.コラボレーション&コミュニケーション機能(マークアップ機能・掲示板機能・メール通知機能)
従来、メールやFAX等による煩雑なやり取りがなされてきた、文書や図面に対する変更指示やコメント、打ち合わせ時のメモなども、マークアップ(朱書き・注記)機能や掲示板機能により、全てファイルと関連付けて一元的に共有・管理することができます。さらに、ファイル登録時や、変更指示・コメントなどの書き込み時などに、自動的に関連メンバーにメールで通知する機能も有しています。メンバー間のコラボレーション(共同作業)を支援し、コミュニケーションの非効率性を大幅に改善します。
3.高度なセキュリティ機能(持ち出し禁止設定、ユーザ操作履歴管理、Visual Rightsセキュリティ)
高度なセキュリティ機能により、ファイルの表示・ダウンロード(持ち出し)・印刷等の操作権限を、ユーザ毎に制御することができます。例えば「営業部門は、図面を表示できるが、ダウンロード(持ち出し)や印刷はできない」といった詳細な権限設定が可能になります。また全ファイルに対するユーザ別操作履歴(登録、表示、ダウンロード、変更等)も管理され、監査証跡も残ります。
さらに、持ち出しを許可した場合にも、持ち出すファイルに、閲覧期限や印刷禁止設定、機密箇所マスキングといった、これまでにない高度なセキュリティ設定(Visual Rights)を埋め込むことも可能です。これにより、ProjectDoxから持ち出されて一人歩きするファイルも、セキュリティを維持することが可能です。
4.文書・図面管理のための充実した基本機能
ProjectDoxは、一般的な文書管理・図面管理システムに求められる基本機能についても、使い勝手と機能性を両立しています。ファイル登録は、登録画面へのドラッグ&ドロップで可能。新旧ファイルのバージョン管理も自動的になされます。ファイル検索については、フォルダ検索や属性検索はもちろん、全文検索も可能。しかもヒットしたページのヒットしたキーワードをハイライト表示してくれます。また将来的にはワークフローやフォーム機能もオプションで提供される予定です。
このProjectDoxは、すでに大手製造業2社にて先行導入が決まっています。機密情報の漏洩対策やコンプライアンス体制の確立、メールの氾濫による非効率なコミュニケーションの改善など、今の企業が直面する様々な課題を、ProjectDoxは、これまでにない独自のテクノロジーにより解決することができます。こうした特長を生かして、製造業や建設業などを中心に、まずは今年度中に20社への導入を目指しています。
なお、オーシャンブリッジは、6月28日(水)〜30日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「第3回情報セキュリティEXPO」に、ProjectDoxを出品いたします。また7月14日(金)には、「ProjectDoxのコラボレーション&セキュリティ技術が実現するこれからの文書・図面管理セミナー」(仮称)を開催する予定です。
■ ProjectDoxの主な機能
<ファイル管理基本機能>・ファイル登録機能・ファイルバージョン管理機能・ファイル検索機能(フォルダ検索、属性検索、全文検索)
<高速Webビューワ機能>・Brava!ビューワによるファイル高速表示(登録ファイルをリアルタイムで表示用CDLデータに変換し、Webブラウザ上のBrava!ビューワで高速・快適表示)
<コラボレーション&コミュニケーション機能>・マークアップ機能(Brava!ビューワ上で変更指示やコメントなどを書き込み)
・掲示板機能(ファイル毎の掲示板で、ファイルに関する打ち合わせメモの記録や意見交換が可能)
・メール通知機能(ファイル登録時、マークアップ・掲示板書き込み時等に登録ユーザにメールで自動通知)
・チームメール送信機能(参加ユーザ全員や特定ユーザにメールを送信)
<セキュリティ機能>・ユーザ別操作権限設定(ユーザ単位に、登録・表示・ダウンロード・印刷等のファイル操作権限を設定可能)
・ファイル操作履歴管理(全ファイルに対する登録・表示・ダウンロード等のユーザ操作履歴を管理)
・CSFファイル変換機能(登録されているファイルを、閲覧可能期限や、印刷・テキストコピー禁止、機密箇所マスキング、すかしなどのVisual Rights(ビジュアル・ライツ)セキュリティを埋め込んで暗号化したCSF(Content Sealed Format)ファイルに変換して取り出すことが可能。CSFファイルは、無料のBrava! Readerで閲覧可能。)
■ 画面イメージ
■ 対応ファイルフォーマット
・各種文書ファイル(Microsoft Office等)
・AutoCADファイル(DWG、DXF、DWF等)
・Adobe PDFファイル
・各種画像ファイル(TIFF、JPG、GIF、PNG、BMP等)
※文書ファイルについては、仮想プリンタにより表示用CDLデータに変換するため、Windows上で印刷可能な様々なファイルを取り扱うことが可能です。ただし、ファイル変換サーバに、各ファイルを表示・印刷できるアプリケーションをインストールする必要があります。
※AutoCAD、Adobe PDFおよび各種画像ファイルについては、独自の変換エンジンによりCDLデータに変換します。そのため、より高精度な表示・印刷が可能です。
※AutoCADファイルの対応バージョンについては、Webサイトにてご確認下さい。
※その他のCADファイルも対応できる場合がございます。詳細はお問い合わせ下さい。
■ 動作環境
サーバ(ProjectDoxサーバ、Brava!サーバの2 台構成が必須)
・OS: Windows Server 2003
・CPU: Pentium 4 Xeon 2.0GHz以上
・メモリ: 1GB以上
・HDD: 100GB以上
・DBMS: Microsoft SQL Server 2000
・Webサーバ: Microsoft IIS 6.0以上
クライアント
・OS: Windows 2000、XP
・Webブラウザ: Internet Explorer 6.x以上
■ 価格
・5プロジェクト: 220万円
・20プロジェクト: 800万円
・プロジェクト数無制限:別途ご相談ください
※すべてのライセンスにおいて、ファイル数、クライアント数共に無制限。保守サポート料は初年度無償、次年度以降は20%。別途Microsoft SQL Serverが必要。上記価格は税別。