株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗)は、国内約400社の企業ユーザ数を誇る文書・図面の簡単Web公開&マークアップシステムの最新バージョン「Net-It Central 6.2」(ネットイット・セントラル 6.2)を9月19日(金)に発売いたします。
Net-It Central 6.2(開発元:米Informative Graphics Corp.)は、様々な文書データやCAD図面データを、簡単な操作でイントラネットやエクストラネットのWebサイト上に公開、共有し、一般的なWebブラウザ環境で高速に表示することができるシステムです。更に、Webブラウザ上で表示した文書や図面に対し、注釈や変更指示を書き込んで(マークアップ)、メンバー間で共有できます。
従来の文書管理・図面管理システムでは、文書やCAD図面のデータを表示するために、そのデータを作成したアプリケーションや、表示用のビューワソフトが必要でした。また、閲覧するだけでも、容量の大きな文書・図面データをそのままサーバからダウンロードしてしまうため、表示されるまでに時間がかかり、利用者のストレスになるということも多くありました。さらに注釈や変更指示の書き込みについても、高価な専用ソフトを一台一台のクライアントPCに導入する必要があるのが一般的でした。
Net-It Central 6.2では、特別なソフトを必要とせず、Macromedia Flash PlayerやActiveX、Javaといった一般的なWebブラウザ環境を利用して、文書・図面の表示やマークアップが可能です。文書・図面はWebブラウザ上で高速・快適に表示できる形式に変換されてWebサーバに公開されるため、表示までの待ち時間やストレスは大幅に軽減されます。そしてWebブラウザ上で表示した文書・図面の上から、マークアップ機能で注釈や変更指示を書き込むことができます。一つの文書・図面に対し複数のメンバーが書き込んだ内容は、独立したマークアップファイルとしてサーバ上で共有されますので、後で複数のマークアップを文書・図面に重ね合わせて表示し、元データに変更を反映していくという、文書作成や設計業務におけるコラボレーションも実現します。
また、様々な文書データをFlashコンテンツに変換し、インターネットユーザの98%以上に普及*しているFlash Player上で、非常に高速に表示できることは、これまでの専用ビューワソフトを前提にしたインターネットでの情報公開やイントラネットでの文書管理、またWebコンテンツ作成の概念そのものも大きく変革していく可能性があります。(*出典:Macromedia社)
これまでNet-It Centralは、文書データをファイルサーバに保存するだけで、自動的に独自のjDoc形式(Javaアプレット)に変換してイントラネットに公開し、Webブラウザ上で表示できる、「簡単Web文書公開システム」として、大手企業を中心に国内約400社のナレッジマネジメントや企業ポータルに採用されてきました。今回のバージョンアップにより、「文書・図面の簡単Web公開&マークアップシステム」へと発展することとなります。文書だけではなくCAD図面も対象となることから、製造・建築設計分野にも市場が拡大されます。また表示だけではなくマークアップも可能になることから、単なる文書共有に留まらず、よりコラボレーション的な用途にも活用の幅を広げます。更に、従来のJavaだけではなく、より一般的なFlash Playerでも様々な文書を表示できることから、インターネットにおける企業や官公庁・自治体の文書公開用途などでも、一層幅広く活用頂けます。このような市場の拡大により、2003年度は250ライセンスの販売を見込んでいます。
■Net-It Central 6.2の主な新機能
CADデータの対応強化
文書データのみならず図面データも、Webブラウザ上で高精度に表示して活用できるようになります。またCADデータの表示に適した虫眼鏡機能や表示レイヤーコントロール機能、各種測定機能等を提供します。なお発売当初はAutoCAD(DWG、DXF形式)にのみ対応しますが、順次対応フォーマットを拡大していきます。
(当機能は別売りオプションでの提供です)
マークアップ機能の提供
文書や図面を表示するだけでなく、Webブラウザ上で注釈、変更指示情報を書き込み(マークアップ)、サーバに保存して共有することが可能になります。書き込まれた情報は、XML形式のマークアップファイルとして、元の文書・図面データとは別にサーバに保存されます。一つの文書・図面に対し、複数のマークアップを作成し、後で重ねて表示することができます。
更に付箋型のチェンジマーク機能で変更指示内容をテキスト入力すれば、あとで入力者、入力時間情報とともにまとめて一覧表示して、順番に漏れなく内容を確認していくことができます。
イントラネットに公開された提案書や設計図面に対し、複数のプロジェクトメンバーがそれぞれにWebブラウザ上で注釈や変更指示等を書き込み、後で文書・図面作成者がまとめてマークアップをレビューして、元文書・図面データに変更を反映していく、というコラボレーションが実現します。
(当機能は別売りオプションでの提供です)
Flashコンテンツおよび独自CDL形式への変換機能文書・図面データをFlashコンテンツに変換し、Flash Playerで表示することができます。従来のバージョンでは、文書は独自のjDoc形式に変換され、WebブラウザのJava環境で表示されていましたが、今後はFlashコンテンツに変換し、より一般的なFlash Player上で表示することができます。その他、ActiveX環境やJava2環境で表示できる独自CDL形式にも変換できます。この場合、表示・マークアップにおいてFlashに比べより高度な機能が提供されます。
■Net-It Central 6.2 画面イメージ
ExcelファイルをFlashコンテンツに変換してWebブラウザ上で表示 |
Webブラウザ上(Java2環境)でPowerPointファイルを表示し、マークアップを書き込み。 テキストが入力された付箋型の「チェンジマーク」の一覧を画面右側に表示。 |
Webブラウザ上(Java2環境)でAutoCAD図面を表示し、マークアップを書き込み。 テキストが入力された付箋型の「チェンジマーク」の一覧を画面右側に表示。 |
製品
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価格
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本体 | |
Net-It Central 6.2 コーポレートエディション(1万文書、30サイト) |
2,400,000円 |
Net-It Central 6.2 アンリミテッドエディション(文書数無制限、100サイト) |
3,600,000円 |
オプション | |
マークアップオプション コーポレート用 | 900,000円 |
マークアップオプション アンリミテッド用 |
1,800,000円 |
CAD変換オプション コーポレート用 |
900,000円 |
CAD変換オプション アンリミテッド用 |
1,800,000円 |
開発キット(API) |
1,350,000円 |
バックアップサーバ用ライセンス |
900,000円 |
上記は1サーバライセンス価格です。クライアントライセンスはありません。
初年度の保守サポートは無償、2年目以降の年間保守サポート料は製品標準価格の17%です。
保守サポートには、Emailによる技術サポート、および製品バージョンアップ時の最新版プログラム無償提供が含まれます。
上位エディションへのアップグレードキットも用意しています。アップグレードキットの価格は、上記製品標準価格の差額の110%です。
Net-Itサーバ
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Windows NT 4.0/2000/XP
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ファイルサーバ | Windows NT 4.0/2000/XP, Unix, Linux, Macintosh 等 |
Webサーバ | Windows NT 4.0/2000/XP, Unix, Linux, Macintosh 等 |
クライアント |
Microsoft Internet Explorer 5.0 以降、Netscape 4.7以降 等
(利用機能により異なる) |
「Net-It Central」について
Net-It Centralは、国内導入実績570社750サーバ以上を誇るセキュアで高速なファイルビューアを搭載した文書共有システムです。さまざまな文書(Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Adobe PDF等)やCAD図面(AutoCAD等)、画像(TIFF等)のファイルをファイルサーバにドラッグ&ドロップするだけで、簡単に社内イントラネットのWebサイトに公開できるシステムです。既存のファイルサーバの内容をそのまま反映してWebサイトを構築するため、システム導入作業に大きな手間をかける必要がなく、低コストでの導入が可能です。
Webサイト上の文書は、ブラウザでの表示に特化した独自形式(CDLデータ)になっており、文書フォーマットに対応したアプリケーションがなくても、Webブラウザだけでさまざまな文書が高速に表示されます。専用の高速ファイルビューア「Brava」により、ブラウザ上で高速にファイルを閲覧することが可能です。また、CDLデータに変換された文書は、検索エンジンと組み合わせることにより、検索キーワードにヒットした箇所をページ単位で取り出し可能になる他、「閲覧はできるが、印刷・持ち出しは禁止」というような柔軟なアクセス制限を実現します。
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