海外出張レポート(Surfly社)
弊社営業の辻本と、技術部の栁・中嶋の3名でオランダ(アムステルダム)に渡り、Web画面共有ツール「Surfly」の開発元を訪問してきました。
Surfly社訪問
Web画面共有ツール「Surfly」の開発元であるSurfly社は、アムステルダムの中心地に位置するライツェ広場と呼ばれるバーやレストランなどで賑わう繁華街からすぐの建物の一角にオフィスを構えており、抜群のアクセスを誇っています。
オフィスは広々とした解放感のある内装で、各自のデスクやテレビ会議スペースはもちろん、キッチン、ソファー、テーブルフットボールなどといった息抜きグッズまで必要な物がすべて用意されています。
Surfly社は10人強の少人数の会社ですが、なんと母国語のオランダ語が話せる人はわずか2人ほどだそう。日本では考えられないほどの多種多様な生活がそこにあり、この環境を生かして各々が最高のパフォーマンスのために知恵を出し合うことがクリエイティブな仕事に繋がっているのかもしれません。
Surflyは社内では2019年4月に製品の主幹業務を「新規事業推進グループ」から「パートナー営業部」と「技術部」に移管しており、以前来日したCEOのNicholasを除き、Surfly社のメンバーとはメールやチャット、テレビ会議でしか連絡したことがありません。今回は全員がSurfly社初訪問ということで、皆表情に心なしか緊張感が漂っていました。
技術ミーティング
技術ミーティングでは、技術責任者・開発者・カスタマーサポーターなど幅広い分野のメンバーを交え、これからお客様に親しみをもって幅広くSurflyを活用していただけるよう、製品リリース・保守サポートに関する技術的な話題を取り上げたほか、これまで以上に安全かつ安定したサービスを提供できるよう、サーバーの構成やセキュリティ面などの確認を行いました。
また、Surflyは2018年7月、オーシャンブリッジとの提携により日本へ初進出することとなったため、セキュリティに関するチェックシートなど、日本でソフトウェアを販売する上で求められる要件の共有を行いました。
オーシャンブリッジはSurflyと似たソリューションであるリモートコントロールツール「ISL Online」の取扱実績があるため、そこで蓄積したノウハウを活かして情報共有を行うことで、より具体的にイメージを掴んでもらうことができました。
Surfly技術者認定トレーニング
Surfly社では、スムーズな導入支援からトラブルシューティングまでを行えるSurfly技術者の育成を目的とした「技術者認定トレーニング」を実施しています。
トレーニングは製品の大まかな概要からブラウザの特性、セキュリティ、Cookieといった技術的な内容までを幅広くカバーしており、技術部メンバー全員がこのトレーニングを受講しました。
デバック方法やツールを含め、実際の画面操作を見ながらトレーニングを受講することで、Surfly技術者に必要な知識やお客様のサポートに役立つ知識を得られ、とても有意義な時間となりました。ふとした疑問をすぐに消化できたことも、面と向かって会話をする上でのメリットである上に貴重な体験だと感じました。
Connected Insurance Europe 2019に参加
技術部メンバーがミーティングを実施している間、営業はINSURANCE NEXUS主催のイベント「Connected Insurance Europe 2019」のセミナーに参加し、海外の保険業界に関する情報収集を行いました。
会場はヨーロッパの金融・保険業界で有名な企業様が数多く集まり、ITを活用した最近の取り組みについて有益な情報を得ることができました。
参加企業はヨーロッパの方が中心でしたが、日本の企業様もプレゼンターとして参加されていました。
最終日
最終日にはSurfly社のお気に入りのレストランへ行き、残されたわずかな時間を一緒に楽しみました。この日は私たちと過ごす最後の夜ということで、開発者・営業・マーケティングなどSurfly社の様々なメンバーが参加してくれました。
まだ新規事業として開始して間もないにも関わらず、私たちの訪問を会社として歓迎してくれていることを強く感じ、胸がいっぱいになりました。
滞在期間中の3日間、多種多様な生活の中で活躍する彼らの活気を肌で感じながら仕事をするのは非常に刺激的でした。
実際に会って会話をしたことで、インターネット上でのやり取りでは感じ取れない彼らの人柄や雰囲気などを知ることができ、この経験を通じて業務理解だけでなく彼らとの信頼関係が大きく深まったと実感しています。
今後、お客様にSurflyを活用していただくための大きなステップとなるような、価値のある、また有意義な出張となりました。