株式会社日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下 日立)と株式会社オーシャンブリッジ(代表取締役社長:高山 知朗、以下 オーシャンブリッジ)は、このたび、企業内の情報共有を実現するシステムの構築サービス事業において業務提携することに合意しました。
具体的には、企業内のイントラネットを、ウェブログ(*1)(通称:ブログ、以下 ブログ)ベースで構築する日立のサービス「BOXER イントラブログ」(以下、イントラブログ)ならびにその関連ソフトウェアと、オーシャンブリッジの提供する高速Webビューワ付きドキュメント共有システム「Net-It Central」とを相互に供給します。さらに、これらの製品を活用して企業内のさまざまなナレッジを効率的に共有化できる先進のソリューションのプロモーションからコンサルティング、システム構築サービスを共同で提供していきます。
ブログは、個人サイトを中心として世界に数百万以上存在すると言われ、企業も含め急速な広まりを見せています。そのブログを開設しているユーザー同士が、ブログを活用した情報交換などを実現しており、このような活用方法を企業内での情報共有や情報交換、ナレッジマネジメントに利用したいというニーズが高まってきています。また、増加する一方の企業内の文書についても、各社員が作成した文書を手軽に社内で共有し、必要なときに検索し活用できる仕組みが求められています 。
日立は、2004年5月から企業向けのブログサービスをASPにより提供する「BOXER BLOG powered by TypePadTM」として開始しました。また、2004年8月からは、自社にサーバを設置して運営する企業内のイントラネットをブログにより構築するサービス「イントラブログ」やRSS対応のソフトウェア「Sonar」などを提供しています。
また、オーシャンブリッジは、2001年6月の設立当初より「Net-It Central」を販売してきました。これまで「Net-It Central」は、大手企業を中心に、様々な業種の400社以上で導入されています。
今回の業務提携により、日立の企業向けブログ構築における豊富なノウハウに加え、オーシャンブリッジが培ってきた「Net-It Central」をベースとしたナレッジ共有のノウハウを融合することにより、ブログ及び文書データを企業内で効率的に共有化できる先進のナレッジソリューションをワンストップで提供していきます。
なお、2005年9月28日に開催する「日立イントラブログ・コンベンション・2005秋」において、日立のイントラブログ製品「iB」「Sonar」とオーシャンブリッジの「Net-It Central」の連携ソリューションを紹介します。
「Net-It Central」について
Net-It Centralは、国内導入実績570社750サーバ以上を誇るセキュアで高速なファイルビューアを搭載した文書共有システムです。さまざまな文書(Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Adobe PDF等)やCAD図面(AutoCAD等)、画像(TIFF等)のファイルをファイルサーバにドラッグ&ドロップするだけで、簡単に社内イントラネットのWebサイトに公開できるシステムです。既存のファイルサーバの内容をそのまま反映してWebサイトを構築するため、システム導入作業に大きな手間をかける必要がなく、低コストでの導入が可能です。
Webサイト上の文書は、ブラウザでの表示に特化した独自形式(CDLデータ)になっており、文書フォーマットに対応したアプリケーションがなくても、Webブラウザだけでさまざまな文書が高速に表示されます。専用の高速ファイルビューア「Brava」により、ブラウザ上で高速にファイルを閲覧することが可能です。また、CDLデータに変換された文書は、検索エンジンと組み合わせることにより、検索キーワードにヒットした箇所をページ単位で取り出し可能になる他、「閲覧はできるが、印刷・持ち出しは禁止」というような柔軟なアクセス制限を実現します。
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