株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山 知朗)と株式会社ハイパーギア(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:本田 克己)は、ドキュメントセキュリティソリューション分野における技術面・販売面での提携に合意しました。その第一弾として、イントラネット環境における効率的な文書の共有を実現する「Net-It Central」 により公開されたWebサイトを漏洩防止するソリューション「HG/WEB Defender for Net-It Central」の販売を開始いたします。
近年、内部統制確立やナレッジマネジメントのために、企業内に散在するドキュメント資産を整理し、文書管理システムやコンテンツマネジメントシステムにより管理・共有するという動きが広がっています。しかし、複雑で大掛かりなシステムは、導入・運用に莫大な費用と手間がかかり、また導入しても社員が活用しきれないというケースが数多く発生しています。さらに、情報を社内で広く共有すればするほど、社外への情報漏えいのリスクは高まります。これまでの技術では、文書ファイルを閲覧するユーザのPCにはそのファイルがダウンロードされてしまうため、そのファイルの印刷、編集や、メールによる持ち出しができてしまい、共有した情報は常に漏えい・改ざんのリスクにさらされてしまうのが実情でした。そしてそうした漏えいリスクを抑制するためには、また大掛かりで高価なシステムが必要となっていました。
今回発表したNet-It Centralと「HG/WEB Defender for Net-It Central」の連携は、そうした課題を解決します。まず各種文書は、オーシャンブリッジの文書公開システムNet-It Centralにより、Webブラウザでの表示に適した軽量なCDL形式に変換されて、イントラネットWebサイト上に公開されます。社員はインターネットのような感覚で、社内の様々な文書を検索し、Webブラウザ上でストレスなく高速に閲覧することが可能になります。そしてそれらの文書は、ハイパーギアの著作権保護システム「HG/WEB Defender for Net-It Central」により保護されているため、ファイルそのものの持ち出しや印刷、編集が禁止されるだけでなく、スクリーンショット(画面コピー)や、Webブラウザのキャッシュファイル(一時保存ファイル)の保存までもが禁止されます。
このようにNet-It Centralと「HG/WEB Defender for Net-It Central」の連携は、それぞれの製品の強みを生かすことで、情報漏えいのリスクを限りなく抑えつつも、使い勝手の良い情報共有を実現する、コンプライアンス時代の新しいドキュメント共有プラットフォームとなっています。特に、内部統制の確立に求められる業務マニュアルや社内規定集、また知的財産を含む技術文書などのセキュアな共有においては、大きなメリットがあります。
今後両社は、両製品の販売およびマーケティングを共同で実施して参ります。また、2006年12月6日(水)に、共催セミナー「内部統制を支援するドキュメント共有プラットフォームを実現する HG/WEB Defender for Net-It Centralのご紹介」(東京・御茶ノ水にて、参加費無料)を開催します。実際の企業における事例に基づき、新しい情報共有・保護のあり方や、その実践ノウハウについて、両社から講演します。
「HG/WEB Defender for Net-It Central」の価格
・HG/WEB Defender for Net-It Central 本体 発売記念キャンペーン価格: 120万円 (1ドメイン)
・HG/WEB Defender for Net-It Central 年間保守サポート: 24万円
※上記以外に、Net-It Centralの下記いずれかのエディションが必要となります。
・Net-It Central アンリミテッドエディション 本体: 360万円
・Net-It Central コーポレートエディション 本体: 240万円
※発売記念キャンペーンは、2007年3月末日までとなります。(金額はいずれも税別)
「Net-It Central」について
Net-It Centralは、国内導入実績570社750サーバ以上を誇るセキュアで高速なファイルビューアを搭載した文書共有システムです。さまざまな文書(Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Adobe PDF等)やCAD図面(AutoCAD等)、画像(TIFF等)のファイルをファイルサーバにドラッグ&ドロップするだけで、簡単に社内イントラネットのWebサイトに公開できるシステムです。既存のファイルサーバの内容をそのまま反映してWebサイトを構築するため、システム導入作業に大きな手間をかける必要がなく、低コストでの導入が可能です。
Webサイト上の文書は、ブラウザでの表示に特化した独自形式(CDLデータ)になっており、文書フォーマットに対応したアプリケーションがなくても、Webブラウザだけでさまざまな文書が高速に表示されます。専用の高速ファイルビューア「Brava」により、ブラウザ上で高速にファイルを閲覧することが可能です。また、CDLデータに変換された文書は、検索エンジンと組み合わせることにより、検索キーワードにヒットした箇所をページ単位で取り出し可能になる他、「閲覧はできるが、印刷・持ち出しは禁止」というような柔軟なアクセス制限を実現します。
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