エンタプライズ サーチ テクノロジーおよびソリューション開発のリーディング カンパニー、Fast Search & Transfer™(本社: ノルウェー オスロ、最高経営責任者: ジョン・マーカス・ラービック、以下、FAST)の日本法人、ファスト サーチ&トランスファ株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 徳末 哲一、以下、ファスト サーチ)と、海外製テクノロジーをベースとした事業開発を手がける株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山 知朗)はこのほど、パートナー契約を締結したと発表しました。
今回のパートナー契約は、販売および業務面での両社の協業を推進していくために締結されたものです。ファスト サーチは現在、主に大規模なエンタプライズ サーチ ソリューションの提供を通じて、増大し続ける企業内情報のマネジメントをサポートしています。企業内情報は増加の一途をたどっており、エンタプライズ サーチ ソリューションに対する関心が高まっています。ファスト サーチは企業内システムのイントラネットにおいてもサーチ テクノロジーは不可欠であり、ビジネス インテリジェンス(BI)ソリューションとの連携によって、経営への貢献度がますます高まるものと考えています。
同時に、企業における情報過多を背景に、部門を越えた全社的な情報マネジメントへの取り組みも本格化しています。そうしたなかで全社レベルのセキュアな企業内情報の活用、および文書管理、公開システムに対するニーズも高まっています。
オーシャンブリッジが提供するNet-It Centralは、文書ファイルをファイルサーバにドラッグ&ドロップするだけで簡単に社内のウェブサイトに公開し、セキュアに共有することができるWeb文書公開システムです。ナレッッジマネジメントや内部統制の強化などの企業ニーズを背景に、国内600サーバ以上の導入実績があります。
オーシャンブリッジのNet-It Centralとファスト サーチのエンタプライズ サーチ ソリューションを組み合わせることにより、部門単位はもちろん、全社レベルでのセキュアな企業内情報活用のためのイントラネットを構築することが可能になります。両社は今回の協業により、顧客企業に対するサービスを強化し、顧客満足度の向上を目指したいと考えています。
ファスト サーチとオーシャンブリッジは今回のパートナー契約締結を機に、今後、販売およびマーケティング活動を共同で実施いたします。まず、来たる7月19日(木)に、「企業内情報の有効活用〜エンタプライズサーチがもたらす次の一手〜」をテーマとする共催セミナーを東京・虎ノ門で開催します。両社の連携がもたらす企業内情報活用におけるメリットについて、デモンストレーション等を交えて具体的にご紹介する予定です(参加費: 無料、詳細は両社ホームページをご参照下さい)。
■Net-It Central 製品概要
「Net-It Central」は、ファイルサーバにドラッグ&ドロップするだけで、文書を簡単にWebに公開することができるWeb文書公開システムです。ユーザはブラウザ上で様々な文書ファイルを高速に閲覧することができるため、アプリケーションを開いてファイルをダウンロードする時間と手間を削減できます。また検索エンジンと連携させることにより、ページ単位の検索が可能になり、大量の文書の中から必要なページを直接表示させることができるため、情報検索の時間を大幅に短縮することができます。現在、住友生命、宝酒造、富士ゼロックス、パルコ、豊田自動織機、クオークをはじめとする国内500社以上の企業でナレッジ共有のために採用されています。
■FAST ESP™製品概要
FASTが提供するエンタプライズ サーチ プラットフォーム(FAST ESP)は、その拡張性と検索スピード、CPUに負荷をかけないこと、そして短期間での導入などにおいて世界的に高い評価を得ています。これまでの最大導入実績は、データ容量40ペタバイト、100億ドキュメント、1サーバあたり2億5,000万ドキュメントにも及んでおり、2000クエリ/秒の検索スピードと500プロダクト更新/秒、200パラメータへのリアルタイム対応をも実現しています。しかも、検索対象のフォーマットの制約を受けないため、データの構造化が不要となり、導入時間が極めて短いのが大きな特徴です。
■FASTおよびファストサーチについて
FASTは、検索に関する最も高度な要求を抱える世界有数の企業を後方から支援する、エンタプライズ検索テクノロジーおよびソリューション開発のリーディング カンパニーです。高い柔軟性と拡張性を備えたFASTのエンタプライズ検索プラットフォーム(FAST ESP)は、企業の検索実行能力を向上させ、検索方法を問わず必要とする情報をユーザに提供します。これにより売上げの増加に貢献し、ITインフラの有効活用により総所有コストの削減を実現します。
FASTはノルウェー オスロに本社を置き、オスロ株式市場に上場しています(コード:FAST)。FASTグループは、ヨーロッパ、米国、アジアパシフィック、オーストラリア、南米、中東に拠点を置き、グローバルに事業を展開しています。
FASTのソリューションは、America Online(AOL)、CNET、Dell、フィデリティ投資信託、IBM、Knight Ridder、オーバーチュア、Reed Elsevier、ロイター、米国陸軍、ボーダフォンなど2,600社以上のグローバル企業およびパートナーで活用されています。
日本法人のファスト サーチは2001年に設立されており、現在では国内にR&D部門を擁しています。国内の主な顧客には、カカクコム、ぐるなび、日産自動車、ヨドバシカメラ、楽天、リクルートなどがあります。
「Net-It Central」について
Net-It Centralは、国内導入実績570社750サーバ以上を誇るセキュアで高速なファイルビューアを搭載した文書共有システムです。さまざまな文書(Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Adobe PDF等)やCAD図面(AutoCAD等)、画像(TIFF等)のファイルをファイルサーバにドラッグ&ドロップするだけで、簡単に社内イントラネットのWebサイトに公開できるシステムです。既存のファイルサーバの内容をそのまま反映してWebサイトを構築するため、システム導入作業に大きな手間をかける必要がなく、低コストでの導入が可能です。
Webサイト上の文書は、ブラウザでの表示に特化した独自形式(CDLデータ)になっており、文書フォーマットに対応したアプリケーションがなくても、Webブラウザだけでさまざまな文書が高速に表示されます。専用の高速ファイルビューア「Brava」により、ブラウザ上で高速にファイルを閲覧することが可能です。また、CDLデータに変換された文書は、検索エンジンと組み合わせることにより、検索キーワードにヒットした箇所をページ単位で取り出し可能になる他、「閲覧はできるが、印刷・持ち出しは禁止」というような柔軟なアクセス制限を実現します。
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