海外製ソフトウェアをベースとした事業開発を専門とする株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗、以下オーシャンブリッジ)は、同社のOfficeファイル&デジカメ写真 圧縮ソフト「NXPowerLite」がパナソニック株式会社 エナジー社(本社:大阪府守口市、社長:野口直人、以下 エナジー社)に採用されたことを発表しました。
エナジー社ではファイルサーバ容量が毎年約3TB増加しており、当初予定していたディスクを3年間で使い果たしてしまいそうでした。ファイルサーバは、部門ごとに使用容量を割り当てた上、定期的に部門から必要な容量を情報企画グループに申請してもらっていますが、部門からの申請される容量は毎年大幅に増え続け、既存のサーバ構成で使用できる容量の空き領域がわずかとなっていたため、容量不足を解消する必要が出てきました。
サーバを再構築し、HDDを増強し空き領域を増やすことも検討しましたが、闇雲にHDDを増やして空き領域を一定に保ち続けることは、将来にわたって多大なコストが掛かり続けます。また、セキュリティリスクの問題もあります。申請された分だけの容量を割り当てていると、個々の社員はファイルサーバに必要以上に重いファイルや重複ファイルなどを溜めていきます。結果的に管理が行き届かなくなる可能性が高まり、セキュリティリスクを生み出してしまいます。そこでエナジー社としては、保存されるファイルの容量を「減らす」ことを最重要の課題と設定して取り組むことを決めました。
NXPowerLiteは重いOfficeファイル(PowerPoint、Word、Excel)やデジカメ写真(JPEG)を、ファイル形式はそのまま、最大50分の1に圧縮することができるソフトウェアです。ユーザ自身が圧縮対象ファイルを選択し、デスクトップ上で圧縮するので、現場社員にセキュリティやコストに対する意識付けができます。
厳しい経営環境の中、新規のIT投資は認められるのが難しい状況でしたが、ファイルサーバ容量の削減によるコスト削減効果の高さが説得材料となり、数少ない新規投資案件として3,000ライセンスの購入が認められました。試算したところ、容量としては4TB、コスト換算では1,600万円もの削減効果が期待出来るという結果になりました。
NXPowerLiteはパナソニックグループ全体の購買システムMROに登録されたため、購買価格を抑えることができ、費用対効果が現れやすくなりました。MROにはNXPowerLiteがソフトウェアとして初めて登録されましたが、MROで登録された製品はグループ全体で購入できるため、今後エナジー社以外でも導入が進むことが期待されます。
【パナソニック株式会社 エナジー社 NXPowerLite導入事例】
URL : http://www.nxpowerlite.jp/pdf/nxp_panasonic.pdf (NXPowerLiteサイト)
【パナソニック株式会社 エナジー社について】
ナジー社は、パナソニックグループの中でエナジー事業を担当している社内カンパニーです。社員数は約2,200人で、拠点は国内に5箇所、海外に17箇所あります。市販されている乾電池・充電式電池から、産業用のリチウムイオン電池など様々な電池の研究開発、製造、販売を行っています。今後はパナソニックグループとして注力するエナジーシステム事業の中で全社の成長を牽引する役割を担っています。
また、エナジー社は2009年3月にISO27001/ISMSを取得し、リスクアセスメントの実施やセキュリティレベルの決定、システム運用など情報セキュリティマネジメントに積極的に取り組んでいます。
「NXPowerLite」について
NXPowerLiteは、重いMicrosoft OfficeファイルやJPEGファイル、PDFファイル、ZIPファイルを、ファイル形式はそのままに、最大50分の1に軽量化するソリューションです。NXPowerLiteファイルサーバーエディションは、ファイルサーバー上のMicrosoft Officeファイル(Word、Excel、PowerPoint)、デジカメ写真(JPEG)、PDFファイル、またこれらのファイルを含むZIPファイルを一括で軽量化することにより、ファイルサーバー容量を削除するソリューションです。ストレージコストを削減できるだけでなく、バックアップ、ウィルススキャン、リストア時間の短縮、ネットワーク負荷の軽減、クラウド利用時のコスト削減などを実現します。また、ファイルサーバーのリプレイスおよび統合の時間を大幅に削減できます。