海外製ソフトウェアをベースとした事業開発を専門とする株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗、以下オーシャンブリッジ)は、クラウド型ファイルビューアの最新バージョン 「Brava Enterprise 7.0」(ブラバ エンタープライズ 7.0、開発元:米国Informative Graphics Corp.)を本日リリースしました。
今回のバージョンアップでは、ビューアのユーザーインターフェースを一新し、ファイルの表示および作業時の操作性の向上を図っています。また、サーバーの動作環境としてWindows Server 2008 R2、クライアントの動作環境とWindows 7を追加しました。その他にも2つのファイルを比較する際の機能や、修正指示・コメント等を書き込める機能、図面の計測や拾い出しを行う際の機能等について強化を図っています。
■クラウド環境における文書・図面管理システムの問題を解決
最近では、拠点間や企業間でのファイル共有において、文書管理・図面管理システムや共有ポータルサイトを構築し、ファイルを共有する機会が増えています。しかし、クラウド化が進む一方で、ファイル共有においてすでに顕在化しているいくつかの問題点があります。
クラウド上のサーバーからネットワーク経由でファイルを取得する場面が増えることにより、容量の重い提案書ファイル等をクラウド上からPCにダウンロードする際に、非常に時間がかかってしまうという問題があります。また、ダウンロードした際に、PCにファイルが残ってしまい社外に流出してしまうといったセキュリティリスクの問題もあります。
これらの問題を解決するために、Brava Enterpriseを文書管理やECMのパッケージやクラウドサービスに組み込むことにより、ファイルの閲覧だけを許可し、ファイルの持ち出しや印刷を禁止することで情報漏えいリスクを低減することができます。またクラウド環境やモバイル環境のようにネットワーク回線が制限される環境でも、重たいファイルを高速・快適に閲覧することができます。更には修正指示やコメントをファイルに書き込む機能である、マークアップ機能を利用することにより、遠隔地のメンバーとのスムーズなコラボレーションが図れます。Brava Enterpriseは、効率的な情報共有と強固なセキュリティ環境を提供し、拠点間・企業間でのファイル共有における業務の効率化を実現します。
■クラウドベンダーとの協業
Brava Enterpriseは、Microsoft「SharePoint」に組み込める「Brava for SharePoint」やパナソニック ソリューションテクノロジー「GlobalDoc5」に組み込める「Brava for GlobalDoc5」など、各種文書管理システム・ECM等との連携用パッケージとしても販売されています。また、本製品を搭載している文書共有・公開システム「Net-It Central」は国内580社760サーバーの販売実績があります。今後は、Net-It Centralの販売パートナーを含めて、文書・図面管理システムやECMのパッケージを提供している販売パートナーとの協業を更に広げることに加え、文書・図面管理システムをクラウドコンピューティングで提供しているベンダーとの協業にも注力していきます。
■クラウド型ファイルビューア「Brava Enterprise」について
Brava Enterpriseは、文書・図面管理システムやエンタープライズコンテンツマネジメントシステム(ECM)、ワークフローシステムなどに組み込める、Webベースのクラウド型ファイルビューアです。文書管理システムや図面管理システムに組み込むことで、Office文書、PDF、CADデータ、画像などの様々な形式のファイルをWebブラウザ上で高速・高精度かつセキュアに表示することができます。
サーバー側で各種ファイルを表示専用のCDLデータに変換し、そのデータをページ単位でクライアントPCに送り、Webブラウザ上で表示するクラウド型のビューアのため、クライアントPCにファイルそのものをダウンロードさせずに表示することができます。それによりファイルの持ち出しや印刷等を禁止し、セキュリティレベルを高めることができます。また必要なページだけダウンロードしてWebブラウザ上で表示するので、原本ファイルをダウンロードして各アプリケーションで表示する場合と比較し、高速に表示することができます。
■クラウドコンピューティングEXPO出展のご案内
2011年5月11日(水)〜5月13日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催されます「第2回クラウドコンピューティングEXPO 春」にBrava Enterprise 7.0を出展します。
■製品紹介セミナーのご案内
今回の新バージョンリリースにあたり、製品紹介の機会として、下記の通りセミナーを開催いたします。
開催日時:2011年5月27日(金) 15:00〜17:00(14:30〜受付)
開催場所:株式会社オーシャンブリッジ セミナールーム
東京都渋谷区渋谷1-8-3TOC第1ビル9F(JR・地下鉄 渋谷駅 徒歩約5分)
開催概要:
クラウド時代の文書・図面管理システムにおける業務効率の向上と情報漏洩対策に必要なソリューションとは?
■価格および出荷開始時期
製品名:Brava Enterprise 7.0(ブラバ エンタープライズ 7.0)
価格:サーバーライセンス 600,000円〜(1サーバー/30クライアントライセンス)
※変換対象のファイルフォーマット、利用できる機能により、ライセンス価格が異なります。
※クライアント数に応じて、クライアントライセンスを別途購入する必要があります。
出荷開始時期:2011年5月31日
■「Brava Enterprise 7.0」画面イメージ
Brava Enterpriseのビューア画面の各機能
表示したCAD図面へ、変更などの指示を書き込める「マークアップ」機能
■動作環境
Brava!サーバ
OS:Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise
Windows Server 2008 Standard/Enterprise 32bit版
Windows Server 2003 R2 Standard/Enterprise 32bit版
CPU:Intel Xeon 3.0GHz 相当以上推奨
メモリ:1GB以上 (2GB以上推奨)
変換サーバ(JobProcessor)
OS:Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise
Windows Server 2008 Standard/Enterprise 32bit版
Windows Server 2003 R2 Standard/Enterprise 32bit版
CPU:Intel Xeon 3.0GHz 相当以上推奨
メモリ:1GB以上 (2GB以上推奨)
※MS Officeなど(表示対象ファイルにOffice文書が含まれている場合)
クライアント
OS:Windows XP Professional SP3 32bit版
Windows Vista Business/Enterprise SP2 32bit版
Windows 7 Professional/Enterprise 32bit版/64bit版
ブラウザ:Internet Explorer 7 32bit版 , Internet Explorer 8 32bit版
※ActiveXのインストールが可能なこと
「Brava Enterprise」について
本製品は、文書管理・図面管理システムやECMなどに組み込んで、ファイル表示機能を追加する連携システムです。各システム上でファイルを開く際、クライアント側に専用のアプリケーションがなくても、指定ファイルを表示でき、テキストコピーや印刷などを行えます。また、ワークフローシステムとの連携では、スタンプや透かし文字などの埋め込み、ファイルの内容に対してコメントの追加、雲形や矢印などを追加して、変更や修正指示などを共有できます。
表示はWebブラウザー上で行え、Internet Explorerの他、Google Chrome、Firefox、Safariが利用できます。また、iPadにも対応しており、ユーザーの利用環境に依らない快適なファイル表示や共有環境を提供しています。