株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗、以下オーシャンブリッジ)は、同社の高速・多機能ビューア「Brava(ブラバ)」が株式会社竹中工務店(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:竹中統一、以下竹中工務店)に採用され、検図業務に活用されていることを発表しました。
竹中工務店では、設計図書の検図業務を効率化するため、独自の承認ワークフローシステムを利用しています。以前は、検図に紙の図面を使用していました。しかし、図面のほとんどはA1サイズのため、図面の管理や移動、保管には手間とコストがかかり、紙の消費量も膨大でした。そこで、すでに図面はCADでデジタルデータとして作成されていたため、デジタルデータのまま検図ができれば、業務の効率化や迅速化、さらにはペーパーレス化も進めることができると考えました。
デジタル化にあたり、まず図面データをPDFデータで統一することにしましたが、検図の精度を高め、業務の質を向上させるためには、図面データの変更されている箇所を確実に確認できる仕組みが必須だと考えました。そこでいくつかの比較機能を搭載しているツールを検討し、「スピーディな操作性」「高精細な表示」「導入実績」という点で、Bravaの採用に至りました。
現在、検図業務に関わる約1,000人の設計部員がBravaを利用できるようになっています。Bravaにより、修正箇所が即座にわかるだけでなく、修正漏れがないか、修正されるべきでない箇所が修正されていないかなどを視覚的に確認することができ、検図におけるミスや見落としを防ぎ、作業スピードの向上を実現しています。
【株式会社竹中工務店 Brava導入事例】
URL :http://www.bravaviewer.jp/download/pdf/brava_case_takenaka.pdf
(Bravaシリーズサイト)
【株式会社竹中工務店について】
「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念のもと、時代のニーズと顧客の期待に応え続ける建築物を創造している竹中工務店。宮大工としての歴史を持ち、1899年の創立以来、設計と施工を一貫とした建築を通じて理想の都市・社会づくりに向けたダイナミックな活動を展開している。「工務店」という言葉を初めて使い、社名とした同社の根底に流れているのは「匠の心=棟梁精神」だ。資本金500億円(2011年3月現在)、従業員数7,780人(2011年1月現在)。
「Brava Enterprise」について
本製品は、文書管理・図面管理システムやECMなどに組み込んで、ファイル表示機能を追加する連携システムです。各システム上でファイルを開く際、クライアント側に専用のアプリケーションがなくても、指定ファイルを表示でき、テキストコピーや印刷などを行えます。また、ワークフローシステムとの連携では、スタンプや透かし文字などの埋め込み、ファイルの内容に対してコメントの追加、雲形や矢印などを追加して、変更や修正指示などを共有できます。
表示はWebブラウザー上で行え、Internet Explorerの他、Google Chrome、Firefox、Safariが利用できます。また、iPadにも対応しており、ユーザーの利用環境に依らない快適なファイル表示や共有環境を提供しています。