株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:持木隆介、以下オーシャンブリッジ)は、同社の高速・多機能ファイルビューア「Brava Desktop(ブラバ デスクトップ)」が、リコーインダストリー株式会社(本社:神奈川県厚木市/代表取締役 社長執行役員:山田 清高、以下リコーインダストリー)に採用され、部品の受入検査業務に活用されていることを発表しました。
リコーインダストリーの勝田事業所では、部品メーカーから納入された部品が仕様を満たしていることをチェックする受入検査を、Brava Desktop導入前は紙ベースで運用していました。紙ベースの運用では、受入検査で使用する検査規格書をプリントアウトした図面に検査ポイントを記入して作成していました。設計変更などにより検査内容に改訂があった場合は、作成時と同じ作業を繰り返す必要があり、検査規格書の作成とその運用と管理に多くの時間を費やしていました。そこで、購入部品受入れ検査のサポートを目的に開発を検討していたシステムに、以前から図面閲覧のファイルビューアとして使用していたBrava Desktopのマークアップ機能を組込んだ業務効率化の検討も合わせて行いました。
検証の結果、リコーインダストリーで開発を検討していた受入検査のシステムにマークアップ機能を組み込んで利用することを決定しました。導入後、1枚の検査規格書の作成時間は1/12に短縮され、特に期間の限られた新製品の生産準備では、数千点の検査規格書を1/8の人員工数で対応でき、生産準備の効率化に大きな効果を発揮しています。また、このシステム化により全体で数万枚を管理・保管していた書類もゼロになり、省スペース化も実現しています。
引続き出荷検査など他の検査業務への水平展開を進め、大幅な業務効率化とコスト削減を推進しています。
【リコーインダストリー株式会社 Brava Desktop導入事例】
URL : http://www.bravaviewer.jp/download/pdf/brava_case_ricoh_industry.pdf (Bravaサイト)
【リコーインダストリー 勝田事業所について】
リコーインダストリーは、リコーグループのものづくり力強化の中核としてプリンター/複合機の本体製品生産を担うほか、新たなキーパーツ、新規事業領域へ向けた技術開発力を持った先端的製造会社を目指しています。リコーインダストリー 勝田事業所は、プロダクション向け製品の生産拠点として、高度な技術と経験を元に高速カラーカット紙プリンターや中高速モノクロ連続紙プリンターならびに産業用インクジェットヘッドの生産を材料調達から組立、品質管理まで、一貫生産で行っています。
「Brava Desktop」について
Brava Desktopは、CAD図面、TIFF、画像、PDF、Officeなどの様々な形式のファイルを、専用のアプリケーションなしに表示・印刷・マークアップ・マスキングできる高速・多機能ビューアソフトです。表示したファイルを別形式に変換したり、2つのファイルを重ねて比較表示したりといった機能を備えています。また、表示した図面の長さや面積を画面上で計測したり、複数レイヤーの表示を切り替えたりなど、図面を扱った作業に広く利用されています。