株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:持木隆介、以下オーシャンブリッジ)は、マイクロソフト社が提供する「Microsoft(R) SharePoint(R) 2013」に登録されている各種文書・図面・画像ファイルを、WebブラウザやiPad上で高精度かつセキュアに表示できるマルチフォーマットビューアの最新版 「Brava 7.2 for SharePoint 2013」(ブラバ 7.2 フォー シェアポイント 2013)を本日リリースし、販売を開始しました。
今回の最新版では、大規模運用時におけるBravaサーバーの負荷分散等のためのサーバー複数台構成を可能にしています。SharePointは全社運用されるケースが多いため、ライブラリ上に保存されている膨大な数のファイル表示や変換に負荷がかかる場合に、より安心して運用していただけます。また、多言語に対応することにより、グローバルでSharePoint を利用する企業様にも導入いただけます。
「Brava 7.2 for SharePoint 2013」 最新版について
○Bravaサーバーの負荷分散機能
クライアントからの大量のファイル表示要求に対応するBravaサーバーを複数台構成でご利用いただけます。Bravaの仕組みとして、SharePoint上でユーザーが見たいファイル名をクリックすると、表示要求がBravaサーバーに出され、表示専用に変換されたデータをクライアント側のブラウザに渡します。
数千人から数万人規模での導入の際、前バージョンではBravaサーバーを複数台設置し、表示専用データのキャッシュをそれぞれのサーバーで管理していました。今回の最新版では、複数台のBravaサーバー上に置かれたキャッシュファイルを共用管理できるようになり、表示専用データを生成するための変換効率のアップが図れます。
○多言語対応
SharePointの言語パックに基づいた多言語対応を可能にしました。これまで提供しているBrava for SharePointは、日本語・英語の二カ国語対応をしていましたが、その他の言語でも必要に応じてローカライズできるようになります。そのため、グローバルでSharePoint をご利用頂いている企業様でも、SharePoint のご利用形態に合わせて、Brava for SharePoint をご導入いただけます。
○E-Signature(署名マーク)
文書中の署名枠などの指定した箇所に、あらかじめ設定しておいた電子サインを追加できます。定型フォーマットに自署を手書きで追加する場合、一度紙に印刷してサインし、スキャンして再PDF化するなどの手間がかかりますが、本機能を利用した署名済みのファイルはPDFに出力できるため、紙への印刷やスキャンなどの作業を省くことができます。電子印鑑などはスタンプとして登録しておけば、必要な時にビューア画面上で貼付できる便利な機能です。
*本機能は一般的な電子署名(文書の作成者を示す、文書が改ざんされていないことを示す、等)とは異なります
E-Signature(署名マーク)参考画面書類の署名欄にあらかじめ設定しておいた電子サインを埋め込む。電子印鑑などはスタンプとして登録しておけば、電子サインと共に画面に貼り付けることが可能。
○チェックビュー
定型フォームの申請書やマニュアルなど、大量の文書をレビューする際、フォーマットが類似したドキュメント内の特定の同じ場所(項目など)に、作業の完了を確認するチェックポイントを設定でき、表示時にハイライト表示されます。レビュー時にコメント等の書き込みもでき、より効率的なレビューが可能になります。ワークフローなどと連携すれば、稟議の進捗が確認でき、必ずチェックする必要ある項目の見落としがなくなります。
○搭載している各ビューアの機能向上:ベクター対応 <機能強化>
Brava 7.2 for SharePointには、ActiveXビューア、HTMLビューアを搭載し、クライアント環境に依存せずメンバーが同じファイルを同じような環境で利用できます。今回の最新版では、ビューア間の機能差を解消し、操作性を共通にするための機能改善を数多く行っています。例えば、HTMLビューアではベクターデータの表示に対応しています。CADやその他のファイルの表示において、ベクターデータのまま読み込み、曲線等がきれいに表示できます。拡大や縮小しても線が粗くならず、図面上の線の太さを保ったまま操作できます。
その他、墨消しコマンドの追加やカスタムアイコンのコマンド追加など、ユーザーの操作性を向上しています。
■「Brava 7.2 for SharePoint 2013」ビューア画面イメージ
左:iPadでAutoCAD図面を表示した図
右:AutoCAD図面の他、PDF、TIFF、Officeなど各種ファイルをブラウザ上で表示
上:ライブラリ上のファイル検索実行後の結果画面でサムネイルを表示、クリックで拡大表示も可能。
■「Brava 7.2 for SharePoint 2013」システムイメージ
SharePointのライブラリにアップされた各種ファイルを、Brava変換サーバーで表示専用データに変換。クライアントはPCやiPadで表示できる(OS、ブラウザにより、使用ビューアが異なります)。
「Brava for SharePoint」について
Brava for SharePointは、マイクロソフト社が提供する「Microsoft SharePoint」に登録されているOffice文書、PDFやTIFFなどの画像、AutoCADなどの図面など、多彩なフォーマットをWebブラウザやiPad上で高精度かつセキュアに表示できるマルチフォーマットファイルビューアです。サーバー側で各ファイルを表示専用データに変換し、そのデータのみをクライアントPCに送るクラウド型のビューアのため、クライアントPCにファイルそのものをダウンロードさせずにファイルを表示することができます。そのためファイルの持ち出しや印刷等を禁止し、セキュリティを高めることができます。Brava for SharePointは、東京メトロ様の図面管理システムなどで活用されています。