株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:持木隆介、以下オーシャンブリッジ)は、あらゆる形式のファイルをWebブラウザ上で高精度に表示する、組み込み型高速・多機能ファイルビューアの最新版「Brava Enterprise 7.5」(ブラバ エンタープライズ 7.5)を本日リリースし、販売を開始しました。
最新版では、主にHTML5ビューアの機能が強化されています。これまでWindowsとInternet Explorerの組み合わせに限定されていた一部機能が、SafariやChromeなどのブラウザでも使用できるようになりました。また、モバイル環境での利用に適した超軽量HTML5ビューアも新たに加わり、外出先や現場でのiPadやタブレットPCからの文書・図面ファイルの閲覧や活用環境の利便性をさらに向上することができます。
■「Brava Enterprise 7.5」機能追加/強化点
◇比較機能で、2つのファイルの差分のチェックがHTML5ビューアで可能に
閲覧者による比較操作が可能になりました。Bravaの比較機能は、単に対象ファイルを並べて見比べるのではなく、図面や文書など2つのファイルを重ね合わせ、差分を異なる色でハイライト表示することができます。変更がない箇所はグレーアウト表示になり、どこが変わっているのか一目瞭然です。
◇E-SignatureとチェックビューがHTML5ビューアで使用可能に
E-Signature(署名マーク)は指定した箇所(署名枠など)にあらかじめ設定しておいた電子サインを追加できます。定型フォーマットに自署を手書きで追加する場合、一度紙に印刷してサインし、スキャンして再PDF化するなどの手間がかかりますが、本機能*1を利用した署名済みのファイルはPDFに出力できるため、紙への印刷やスキャンなどの作業を省くことができます。
*本機能は一般的な電子署名(文書の作成者を示す、文書が改ざんされていないことを示す、等)とは異なります
E-Signature(署名マーク)参考画面:書類の署名欄にあらかじめ設定しておいた電子サインを埋め込む。電子印鑑などはスタンプとして登録しておけば、電子サインと共に画面に貼り付けることが可能
チェックビューは定型フォームの申請書やマニュアルなど、大量の文書をレビューする際、フォーマットが類似したドキュメント内の特定の同じ場所(項目など)に、作業の完了を確認するチェックポイントを設定でき、表示時にハイライト表示されます。レビュー時にコメント等の書き込みもでき、より効率的なレビューが可能になります。ワークフローなどと連携すれば、稟議の進捗が確認でき、必ずチェックする必要ある項目の見落としがなくなります。
チェックビュー参考画面:この画面では、定型フォーマットなどの特定の項目枠(画面右下)を必ずチェックする必要がある、というのを指し示しており、レビュー時にコメント書き込むことができる
その他の主な新機能・強化点は以下の通りです。詳しくはBravaサイトにてご確認ください。
< サーバー >
◇Officeファイルの変換パフォーマンスの向上
◇メール形式のファイルの変換をサポート
◇AutoCAD 2015をサポート
◇Windows Server 2012 R2をサポート
◇AutoVueとAcrobat XFDFマークアップをサポート
◇ローダー構成ツールを新規追加
◇Javaのビルトインロギング機能を追加
◇Bravaライセンス監視設定
◇Oracle JDBCドライバアップグレード
< HTML5ビューア >
◇超軽量HTML Viewer表示 *2 *3
◇ユーザーインターフェースに全テーマとフラット表示を追加*2
◇マークアップ統合をサポート
◇ブックマークの参照・検索・操作をサポート
< ActiveXビューア >
◇テキスト検索に関する機能強化
◇指定範囲を画像としてコピーする機能を追加
◇取り消し線付きチェンジマーク機能を追加
◇拾い出し機能の機能強化
*2 ActiveXビューアは対応していません。
*3 サポート対象は表示機能・印刷機能です。
「Brava Enterprise」製品ページはこちら
「Brava Enterprise」について
Brava Enterpriseは、文書・図面管理システム等に組み込むことにより、セキュリティ強化と生産性向上を同時に実現するファイルビューアです。CAD、TIFF、HPGL、Microsoft Office、PDFなど様々な形式のファイルをブラウザで表示し、ファイルの持ち出しを禁止する「禁止設定(ダウンロード、印刷、画面コピー)」、相手にファイルの修正指示をスムーズにする「マークアップ機能」、修正前後の差異をひと目で判別する「差分比較機能」、相手に見せたくない情報をマスキングする「墨消し機能」などの機能を搭載しています。ファイルの部門内や社内共有、さらに関連会社や取引先といった、ファイル共有を行う様々なシーンで活躍するソリューションです。