最近、家にいるときには、iPhoneやPCではなく、iPadを使うケースが非常に増えています。Twitterはもちろん、メールのチェック(仕事もプライベートも)やWebブラウジングも。
前に書いたように、iPadのバーチャルキーボードが、慣れてくると意外と打ちやすく、ブラインドタッチもできるという点が、iPadへの移行を加速しています。
●iPadのソフトウェアキーボードでブラインドタッチする時のポイント。
さて、そんなiPadの活用シーンを更に広げるアプリを昨日見付けてしまいました。マインドマップを描ける「iThoughtsHD」がそれ。
僕は何年か前からマインドマップを活用しています。ミーティング中のメモは、RHODIAのノートにマインドマップで記録して、それをスキャナーでEvernoteに取り込んでいます。最近は、簡単なメモはiPhoneの手書きメモアプリFastFingaで取って、それをEvernoteに送っていますが、事例取材時などの高速・大量メモが必要な時は、相変わらず手書きマインドマップで記録しています。
以前はPC用のマインドマップソフト「iMindmap」も使っていました。が、レスポンスがちょっと重く、使用感も微妙だったんですよね・・・。トニー・ブザンさんの提唱する有機的でうねうねとしたマインドマップが描けるのはいいのですが・・・。
また、オーシャンブリッジでもマインドマップを活用しています。全社合宿でチームごとにその年のアクションプランをグループマインドマップにまとめ、オフィスに掲示したりしています。
ということで、マインドマップは普段から描いていたわけですが、前述のようにPCではあまり活用できず。またiPhoneでもマインドマップ関連アプリが出ていることは知っていたのですが、あの小さい画面ではマインドマップを描く気が起きず、一切手を出さないできました。
そんな中、昨日、仕事中にマインドマップを描こうと思い、iPad用のマインドマップアプリを探して見付けたのが、iThoughtsHD。iPhone版のiThoughtsもあるようですが、僕がダウンロードしたのは、iPad版のiThoughtsHDです。
これがなかなかいい感じです。使い方はシンプル。タップによる操作は少し慣れが必要ですが、Helpを見て少し触ればすぐに慣れます。
レスポンスもさくさく。使っていて気持ちがいいです。iPadならではのマルチタップによるスムースなズームイン・アウトは、マインドマップのような全体を俯瞰したりディテールを見て編集したりするコンテンツにはうれしいですね。
アイテムの自動整列も可能。もちろんドラッグによる自由配列も可能です。タッチインターフェースの醍醐味ですね。背景イメージはノート調や方眼紙調などから選べます。
直感的に枝を広げていきながら、意外と使えるソフトウェアキーボードでパタパタ入力していけば、マインドマップができあがっていきます。いいじゃないですか!
さて描き上がったマインドマップは、メールで送ったりWiFiでやり取りしたりすることもできますが、なかなかいいのが、クラウド上でのファイル保管・共有サービス、Box.netへのアップロードやダウンロード(Dropboxにあらず)。これでPC等の他の端末ともやり取りできます。
この際、ファイル形式もいくつかの中から選べます。iThoughtsのオリジナル形式(.itm)はもちろん、PDFや、また他のマインドマップソフト(iMindmap、Freemind、Mindmanager等)の形式まで選べます。iThoughtsで描いたマインドマップを、PCで編集加工できるわけですね。すばらしい!
このiThoughtsのお陰で、無事にプランニング系の仕事が一つ片付きましたよ!
先日のエントリで、iPadは、単なる画面の大きなiPhoneではない、というようなことを書きましたが、このiThoughtsは、まさに画面の大きさとCPUの速さを活かした、iPadならではのアプリだと思います。
これでiPadを使うシーンがまた増えましたよ。iPadは、触れば触るほど、使えば使うほど、手放せなくなりますね。本当に楽しい端末です!
P.S. なお、上記スクリーンショットのマインドマップは、仕事で描いたものとは関係ございませんので、あしからず。