紙で作れるiPad用ハードウェアバーチャルキーボードを自作してみました。

以前「iPadのソフトウェアキーボードでブラインドタッチする時のポイント。」という記事にも書きましたが、iPadのソフトウェアキーボードは、意外と打てます。ブラインドタッチもいけます。でも、やはりハードウェアキーボードには勝てません。
なんてことを、先日@digitalbearさんとお話ししている時に、突然思いついて作ってみました。iPad自作シリーズ第二弾です(第一弾はこちら→「iPad用のスタンドを、Amazonの段ボールで作ってみた。」)。
名付けて、iPad用のハードウェアバーチャルキーボードです。



ソフトウェアキーボードの入力が、ハードウェアキーボードと比べて難しいのは、一つは入力しないキーの上に指を置いておくことができないから。だからホームポジションに手を固定しておくことができません。結果、誤入力が増えがちです。
そしてもう一つは、キーとキーの間に触覚的な境目がないから。キーの境目がないため、どの位置のどのキーを押したのかが分かりにくく、狙ったキーの隣のキーを間違って押してしまうことがよくあります。
これら2つの課題を解決するためには、指を置いていられるホームポジションを作り、キーとキーの間に触覚的な境目を作ればいいはず。そしてこれは、紙で簡単に作れるのでは、と思いついた次第。
ということで、作り方です。
iPadのソフトウェアキーボードを表示した状態で、画面のスクリーンショットを取ります。ホームボタンとスリープボタンの長押しで取れます。
そのスクリーンショット画像をPCに取り込んで、PowerPointのスライドに貼り付け、iPadの画面サイズの実寸に合わせてサイズ変更し、プリンタで印刷します。それがこちら↓。



最初は、iPadをコピー機の上に伏せて画面のコピー(これぞ本当のハードコピー)を取ったんですが、真っ黒になって取れませんでした。コピー濃度を変えてもダメ。白黒でもカラーでもダメ。そういうものなんですね。知りませんでした。みなさん覚えておきましょう。
さて、この実寸通りに印刷されたiPadのソフトウェアキーボードのキートップ部分を、カッターナイフで切り抜いていきます。キーとキーの境目を切り離さないように、定規を使って慎重に。最も神経を使う工程です。
切り抜き終わったのがこちら↓。



見事なできばえですね。ポイントは、FキーとJキーのところの下の部分を少し太めに残しておくこと。ここに、ホームポジションに指を固定するためのしるしを貼り付けます。僕は爪楊枝を使ってみました。
これで完成です。早速、iPadにかぶせてみました。



すごい。まるで違和感がありませんね。
ちょっと拡大するとこんな感じ。



爪楊枝の頭の部分を、ホームポジションにあたるFキーとJキーのところに、セロハンテープで固定してあるのです。最初は、この爪楊枝はいらないかと思っていました。つまり、F・Jキーのところに紙を太めに残しておいて、そこに指をおいておけばいいかと思ったのです。
でも、iPadのタッチスクリーンは、紙一枚越しでも反応してしまいます。ということで爪楊枝をセロハンテープで貼り付けました。これで大丈夫。爪楊枝の上に人差し指を休ませておけば、キーは反応しません。
このハードウェアバーチャルキーボードの利点は、なんと言っても持ち運びや付け外しが簡単なこと。紙っぺら一枚(+爪楊枝の頭)ですからね。軽いし薄いです。付け外しもセロテープだけ。貼ってはがせるのりを使うのもよさそうですね。
そして難点は、逆にキーボード入力がしにくくなること(涙)。爪楊枝は邪魔だし、紙っぺら一枚じゃあ触覚的な境目としては不十分。こんなの無い方が全然打ちやすいです。
ということで、全く使い物にならないものを制作するのに、貴重な時間を費やしてしまいました。みなさん、時間は大切にしましょう(涙)。

★闘病記ブログランキングに参加しています。下の病名ボタンをクリックしてくださると、ランキングが上昇し、より多くのがん患者さんに僕の闘病記が届きます。よろしければクリックしてくださるとうれしく思います。4回のがんをがんを乗り越えた経験が、一人でも多くの患者さんに届きますように…

にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ  にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ  にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ 

「紙で作れるiPad用ハードウェアバーチャルキーボードを自作してみました。」への3件のフィードバック

  1. ipad サイズ インターネット

    紙で作れるiPad用ハードウェアバーチャルキーボードを自作してみました …
    iPadのソフトウェアキーボードを表示した状態で、画面のスクリーンショット…

コメントは受け付けていません。