前回の闘病記からの続きです。
◼︎2013年6月30日(日)。入院49日目。抗がん剤治療開始から41日目。
この日は前々日の転倒の影響か、午後から夜にかけて、38度弱の熱が出ました。
この日もまだトイレや歯磨きは看護師さんの付き添いで車椅子です。SさんやWさんにお世話になりました。
夕方には熱に加えて額の患部に痛みも出てきたため、痛み止めのロキソニンを飲みました。いわゆる傷の痛みのため、飲んで30分もしたら薬が効いてきて、痛みは治まりました。
寝る前に娘の写真を見ていたら、急に早く家に帰りたくなりました。早く病気を治して、元気になって、家に帰って家族三人で仲良く健康に幸せに暮らしていきたいと、切に思いました。
この日は深夜4時前にも痛みが出て、ロキソニンを飲みました。
◼︎2013年7月1日(月)。入院50日目。抗がん剤治療開始から42日目。
この日は額の傷を診てもらうために、午前中に車椅子で一階の形成外科に行きました。傷口を縫ってくださったT先生に、その後の経過を診ていただきました。
T先生は傷口のガーゼを剥がすと、
良かったですね、ほとんど出血ありませんでした。
と取ったガーゼを見せてくれました。あれだけ長く深い傷だったのに、ガーゼには、傷口の線に沿って多少出血していた程度でした。さすが、丁寧に縫っていただいたおかげだ、と先生には感謝しました。
それから、せっかくなので、傷口の写真を撮らせてもらいました(この記事冒頭)。倒れて以来、この時が自分で傷口を見た最初の機会でした。当日は鏡を見ることもなくそのまま形成外科に連れて行かれて縫ってガーゼで保護されてしまったためです。初めて見た額の5センチの傷は、自分で見てもなかなかすごいものでした。しかも抗がん剤の副作用でスキンヘッドです。我ながら、なかなかの迫力でした(笑)。
T先生は僕の質問にもいろいろ答えてくれました。
左目を動かした時に患部が痛むのはしょうがないですね。傷が筋肉の層にまでいっていたので、しばらくは筋肉痛的な痛みがあると思います。
左右の眉の間が痛むのは、患部が全体的に腫れているためですね。
やはり大変な怪我だったんだなあと改めて思いました。
T先生はさらに、
もう患部はそのまま何も貼らなくてもいいですが、心配ならガーゼを貼ってもいいですよ。
とのこと。「えっ、もうこのままでいいんだ!」と驚きましたが、やはりまだ傷口が露出しているとなんとなく怖いので(恐らく他人から見ても。笑)、ガーゼをお願いしました。
もう4日後の金曜日には抜糸とのこと。思ったより早いです。以前よりガーゼも小さくなって何となく身軽になりました。順調で安心しました。