日経ビジネスの最新号(2015.06.22号)に、僕の経験談が少し掲載されています。
「社員を死なせぬ健康診断革命」という特集のP.54〜55にかけて掲載されています。
(↑ P.54の右下から)
(P.55の左上にかけて)
この特集は、
企業で必ず実施するように法律で定められている定期健康診断。だが現状の仕組みでは、重大な病気から社員を100%確実に守ることはできない。社員を死なせないための、官民一体となっての「健康診断革命」を提言する。
という主旨で、企業の健康診断の現状の問題点と将来のあるべき姿を探るというものです。
僕は、毎年きちんと会社の健康診断を受けながらも、その後2回のがん闘病を経験した患者として取材を受けました。以下のような記事にまとめられています。
2011年7月に脳腫瘍の摘出手術を受けたシステム開発会社、オーシャンブリッジ(東京都渋谷区)の高山知朗会長は、普段から人一倍健康に気を使い、健診も欠かさない経営者だった。「肥満度が高い」と指摘されれば減量に励み、「尿酸値が高い」と言われれば酒量を制限。あらゆる検査の数字を改善しようと努力を重ねてきたが、脳腫瘍はその予兆すら発見できなかった。高山会長はその後、2013年5月に白血病・悪性リンパ腫を発症。現在、維持療法を続けている。
「発症の2年半ほど前から疲れやすく、物がゆがんで見えることがあった。眼鏡を替えたら治ったような気がしたので放置してしまったが、健診に脳関係の検査があれば、早期発見できたかもしれない」と高山会長は話す。
実際の取材の際には、旧知の西記者とかなり長い時間お話をしました。上記の記事に書かれている以外にも、以下のようなことをお話ししたように思います。
●健康診断だけで全てのがんが見つけられるわけではないこと。
●だから健康診断だけに頼らず普段から自覚症状にも気をつけたほうがよいこと。
●その上で異変が見つかったときには早期に精密検査を受けるべきこと。
(そして、ここからが特に重要だと思うのですが)
●病気が見つかったら、できるだけ早く最適な病院を選ぶこと。
●そして、ネットや本などで病気や治療法に関する知識を得た上で、医師と議論し、信頼関係を構築し、最善の治療を受けること。
以上のようなトピックの中から、一部を記事に取り上げていただいています。
今回取材を受けた西記者には以前からお世話になっており、同誌で、東京女子医科大学の村垣善浩教授(僕の脳腫瘍・グリオーマの主治医)とのインタビュー記事を掲載していただいたこともありました。それ以前には、オーシャンブリッジのお客様のソリューション活用事例を取材して記事を書いてくださったこともあります。
本記事「社員を死なせぬ健康診断革命」の詳細は日経ビジネス誌面をご覧ください。またオンライン版の日経ビジネスDigital(有料会員限定)にも掲載されています。
▼社員を死なせぬ 健康診断革命:日経ビジネスDigital(有料会員限定)