一昨日は、脳の定期検査と診察のために、東京女子医科大学病院に行ってきました。前回の検査・診察から3ヶ月ぶりです。
今回もいつものように、MRI検査の後、脳神経外科の村垣先生と放射線科の前林先生の診察を受けました。
お陰さまで、検査の結果は全く問題ありませんでした。グリオーマの再発の兆候は全くありません。
先生方には、虎の門病院の白血病・悪性リンパ腫の維持療法の状況や、最近の体調などもご報告しました。先日、手術から丸4年が経ったという話もしました。
この日も、検査や診察を待つ間に、グリオーマの患者仲間の方たちとお会いすることができました。以前も声をかけてくださったTさんと、これまでFacebook上ではやり取りがありながらも実際にお会いするのは初めてのMさんです。病気が見つかった経緯や、手術後の合併症(後遺症)、職場復帰の状況などについてお互いの話をしました。女子医大の先生に命を救っていただいたことへの感謝は、みんな共通でした。
今回は、久しぶりに執刀医の丸山先生にもごあいさつをしてきました。先生の診察がひと段落するのをしばらく診察室前で待っていたのですが、それぞれの患者さんに非常に長い時間をかけてじっくり話をされていて、なかなか診察室の戸は開きません。恐らく、これからグリオーマの治療を受けられる患者さんと治療方針について話をされていたのではと思います。
ようやく患者さんが途切れたのを見て、診察室にお邪魔しました。丸山先生に、
一人ひとりの患者さんにあれだけ時間をかけてお話をされて、お疲れかと思います。そんなときにすみません。
と言ったら、
僕も村垣先生もタフだから大丈夫ですよ(笑)。でも、中には「これ以上待てるか!」と怒って帰ってしまう患者さんもいらっしゃいます。
とのこと。僕は、
でも、それだけ他の患者さんの診察に時間をかけるということは、自分のためにも時間をかけてもらえるということですよね。結局は自分のためになるはずなのに。
とお伝えしました。そして、
先生もお身体を大切にされてくださいね。先生が倒れでもしたら、僕たち患者の将来にも関わりますから!
とお願いしました。
その他、近況報告や、このブログの話などをして、診察室を後にしました。もう会計窓口は閉まっていました。
がんが見つかった患者さんはみな、生きることに必死です。何としても治りたい、生きたい。先生たちは、その一人ひとりの患者の必死の思いを、日々、正面から受け止めて、診察や手術に当たっています。肉体的にはもとより、精神的な負担も尋常ではないものと想像します。本当に大変な仕事だと思います。
改めて、4年前の手術で僕の命を救ってくださった女子医大の先生たちに感謝するとともに、先生たちへの尊敬の気持ちを確認した診察日でした。