本日午後、無事に臍帯血移植が終わりました。
「移植」と言っても、実際の処置はあっけないもの。
上の写真のようなシリンジ(注射器)に入った解凍済みの臍帯血を、抗がん剤や抗生剤の点滴に使っているのと同じCVカテーテル経由でゆっくり注入します。数分で終了。
注入中も、その後1時間ほどの間も、心電図や血中酸素濃度などを見るためのモニターをつけていましたが、その後今に至るまで、特に問題は出ていません。昨日までの、前処置の抗がん剤の副作用に悩まされていたときよりも体は楽なくらいです。
でも、この治療で本当にいろいろなことが起きてくるのは、これからです。
高熱や合併症、感染症などを乗り越えて、まずは数週間後と見込まれる生着(移植した臍帯血から血液が新たに造り出されるようになること)を目指したいと思います。
一歩一歩前に進んでいるという実感があります。