一昨日の8月29日火曜日に、虎の門病院への再々入院からようやく退院することができました。
4月14日に急性骨髄性白血病の治療のためにさい帯血移植を受け、その後順調に進み、最初は7月7日に退院予定となりました。
しかしその後、退院2日前の40度超の発熱で1度目の退院延期。一週間後の7月14日に改めて退院日が予定されたのですが、今度は退院当日に39度弱の高熱が出たために2度目の退院延期が決定。
そして7月17日に、ようやく退院に漕ぎつけました。
家に帰って安心したのもつかの間、退院から一週間も経たないうちに、また39度弱の高熱を出して、7月22日土曜日の夜に救急で虎の門病院に再入院。
入院後、無事に熱は下がり、約一週間後の7月28日金曜日に退院しました。
そして9日後の8月7日月曜日に、再々入院しました。このときも39.9度の高熱が理由です。
やはり一週間ぐらいで熱も下がって退院できるかと思っていたのですが、このときは、夏風邪からの気管支肺炎を起こしてしまっており、思ったより長く、約三週間の入院となりました。このときも直前の発熱による退院延期がありましたが、最終的に、一昨日の8月29日火曜日に無事に退院することができました。
白血病で移植治療をして、その後何度も再入院、と聞くと心配される方もいらっしゃるかもしれません。
でも、さい帯血移植治療自体は成功しており、検査では骨髄中に白血病のがん細胞が見つからない「寛解」状態となっています。検査で見つからなくても、体の中にはがん細胞が残っている可能性がある(つまり再発の可能性がある)ため、「完治」とは言わないのですが、今回の一連のさい帯血移植治療が目標とする地点には到達したことになります。
また白血病の場合(他の多くのがんでもそうですが)、完治したかどうかは検査では判断できず、一般的には、5年間再発がなければ、ほぼ完治した(その後の再発の可能性が確率的に低い)と見なされるケースが多いかと思います(がんのタイプにもよります。前回の急性リンパ性白血病の場合は3年間でした)。
ただ、移植治療の副作用である免疫力の低下によって、合併症として感染症を起こしやすくなっており、それが今回の一連の発熱による再入院の原因となっています。
担当医の湯浅先生は、再々入院の際に、「高山さんの場合、こういう入院も、これが最後ですよ」と言っていたので、その予言を信じつつ、手洗い、うがい、マスク着用など、基本的な感染症対策を一層徹底して、日々生活していきたいと思います。
最後に。
もう病院に戻るのはたくさんです!我が家がいちばん!!!
(冒頭の写真は、僕のリクエストにより昨日家で家族で食べた焼肉です)