病気をする前、つまり7年前に脳腫瘍になる前は、体重は58〜59キロくらいでした。身長は176センチなので、もともと痩せ型です。
その後、脳腫瘍、悪性リンパ腫、そして急性骨髄性白血病と病気のたびに、体重は大きく増減を繰り返します。
昨年、急性骨髄性白血病のさい帯血移植治療を終えて退院したときには(2017年7月)、46.1キロになっていました。病気になる前から比べると約13キロの減少です。
その退院から一年、体重については55キロに増やすことを目標にしてきました。体重が増えないとなかなか体力もついてきません。病気になる前の体重に戻すのは難しいとしても、当面の目標として55キロを目安にしていました。
普段の生活では、病気になる前と同じ程度には食欲はあり、毎日三食、普通の量を食べています。そしてできるだけ歩くようにしています。
でもなかなか体重は目標には届きません。過去3ヶ月の記録を見てみると、一番体重が重かったのは、4月7日の54.5キロです。目標には0.5キロ届きませんでした。
そして今朝の体重は、51.6キロです。また3キロほど減っています。
虎の門病院の谷口先生に、先日の虎の門13会でお会いした際に「普通に食べているのに、なかなか体重が増えないんですよ」と言ったら、こんなことを教えてくださいました。
食欲があって、ちゃんと食事を食べられていれば大丈夫。造血幹細胞移植をすると、厳密な理由は分かっていないけれど、体重はなかなか増えないことが多いんです。もし食欲がないのであれば、胃腸に問題がある可能性があるけれど、食欲があってご飯を食べられているのであれば、体重が増えなくても心配はありません。
恐らく僕の場合、GVHDで肝機能障害を起こしていて、栄養分がうまく代謝されていないのが原因かもしれません。
こんなサイトを見つけました。
▼肝臓の役割 – 肝臓の基礎知識
栄養素をからだが利用しやすい形に分解・合成するはたらきを代謝と呼び、何らかの病気で肝臓の機能が低下するとその働きも低下します。そうすると食事をしても、必要なエネルギーや物質に分解されにくくなり、代謝の異常が現れます。
その肝臓の障害もあってか、体脂肪率も低いままです。今朝の体脂肪率は5.4%です。
ちなみに一年前の退院当初は、体脂肪率は5%未満でした。退院してから自宅の体脂肪計に乗ったら、体重は表示されるのですが、体脂肪率が表示されません。というのも、説明書によると、体脂肪率5%未満の場合、この体脂肪計では測定できないのです。
ということで、体重は思ったように増えず、体脂肪率はサッカー日本代表に呼ばれても監督に怒られないレベルですが(笑)、引き続き焦らずやっていきたいと思います。そもそも体重が増えない体になっているのであれば、焦ってもしょうがないですからね。
ここは自然に委ねて暮らしていきたいと思います。