年末に異常に気づきまして、新年早々に胃の内視鏡検査と大腸の内視鏡検査を受けたところ、それぞれで病変が見つかりました。
今回は、胃の内視鏡検査(胃カメラ)で見つかった食道静脈瘤の治療のための入院です。
入院期間は1週間ほどの予定です。
食道静脈瘤とは
食道静脈瘤というのは、その名の通り、食道に通っている静脈の血管に瘤(こぶ)ができる病気です。
この瘤が破裂すると大量に吐血し、命にも関わります。
原因としては、肝硬変などが挙げられます。肝臓が硬くなることにより、肝臓への血流が滞り(門脈圧亢進症)、行き場を失った大量の血液が食道の細い静脈に逆流して血管の壁を膨らませて瘤を作ります。
ではなぜ僕が肝硬変になったのか。
先生たちの話では、恐らく、さい帯血移植後のGVHD(免疫反応)による肝機能障害か、あるいはこれまで何度も使ってきた抗がん剤の影響ではないかとのことです。
このどちらかあるいは両方の原因により、これまでずっと外来で受けている血液検査でも肝臓の数値が高くなっていました。2013年の悪性リンパ腫の抗がん剤治療以降、肝臓の数値はずっと高いままで、2017年の急性骨髄性白血病のさい帯血移植以降は、さらに高くなっていました。ただそれに対しては治療ができないため経過観察となっていました。
その間にいずれかのタイミングで食道静脈瘤ができて、それが今回の内視鏡検査でたまたま見つかったわけです。
食道静脈瘤結紮術(EVL)とは
今回の入院では、食道静脈瘤結紮術(EVL)を受ける予定です。
内視鏡(胃カメラ)で病変部を確認しながら、静脈瘤を輪ゴムのようなものでしばって壊死させるという治療です。
治療後の数日は食事の制限があるので、一週間ほどの入院になります。
久しぶりの入院、久しぶりのブログ更新
ということで久しぶり、さい帯血移植での入院から3年ぶりの入院生活です。今回は短い入院ですし、僕自身は元気ですので、どうかお見舞いなどのお気遣いはなさいませんようお願いいたします。
新年早々に病気が見つかり、その後、検査や診察が続いていたため、なかなかブログも更新できませんでした。ブログの更新が滞っていたことで、ご心配いただいた方がいらっしゃいましたら、申し訳ありませんでした。
まずは粛々と、食道静脈瘤の治療に臨むのみです。