ということで、いよいよRED HERRING ASIAカンファレンス最終日。
朝からKey Note Speech。
一番手のAugmentum社の社長のスピーチは、すごい迫力。ソフトウェア開発アウトソーシングで爆発的な成長を遂げている同社。社長のスピーチからは、明確なビジョンと、何よりも激しいパッションが感じられた。まさに「魂」がこもっていた。
ずっとU.S.のIT業界で活躍していただけのことはあり、英語がものすごくうまいだけでなく、スピーチのための、人を引き込む英語だった。内容も含め、聴講者もみんな引き込まれていたようだ。
また、シリコンバレーで名を馳せる日本人ベンチャーキャピタリスト、原丈人さんのスピーチもよかった。PC時代の終焉とPUC(Pervasive Ubiquitous Communication)時代の到来を予見し、そこで求められるテクノロジーを持った企業に対し世界的に投資をしているという。
何というか、考えていることの視点の高さが違う。すごい。昨日、船上パーティでお話しした時には、
非常に物腰の柔らかい方、というくらいの印象だったが、やはりシリコンバレーで長年に渡り活躍してきただけのことはあり、スケールの違いを感じた。来週開催される、原さん主催のAlliance Forumにもご招待頂いたので、行ってみよう。著名な財界人も多数参加されるようだ。
ということで盛り上がったKey Note Speechは、大幅に時間をオーバー。その後、Round Table Session(つまりパネルディスカッション)を挟んで、Top 100企業からのプレゼン。ソフトウェア関連企業を中心に、各会場をはしごする。リアルコム谷本さんのセッションでは、カメラマンとして写真を撮ってあげた。
その後、最後の公式日程である、全員でのランチタイム。ネットワーキングする最後のチャンスということで、またまたいろいろな人たちと名刺&情報交換。やはり中国、インドの会社が多い。インドの採用関連ソリューションの会社には、デモも見せてもらう。が、ちょっと日本市場では難しいかなあ。
ということで会場近辺をうろうろしていたら、昨日パーティでも話したMr. Bill Taiを見付ける。最後のごあいさつをして、せっかくなので二人で写真を撮ってもらう。しょっちゅう吉川さんと会っているというので、「吉川さんによろしく」と伝えると、Billも自分の携帯で撮った二人の写真を、「きっとビックリするだろうな」とか言いつつ、早速吉川さんにメールで送っていた。
「今度はシリコンバレーで会おう」と言うと、「東京にもちょくちょく行っているから、東京でも会おう」とのこと。日本ではどの分野のベンチャーに注目しているのか、今度詳しく聞いてみないと。オーシャンブリッジもBillから注目されるような企業にならなければ。
ということで、ランチをもって、全日程が終了。が、引き続き、場所をティールームに移して、Singaporeのテクノロジー&VC企業の二人と、谷本さんと、携帯関連ビジネスについてディスカッションなども。
その後、谷本さんのお知り合いで、上海でコンサルティング会社を経営する高田さんの会社を訪問。ちょうどこれから、コンサルティングだけでなく、パッケージソフトの販売も手がけようとしているとのこと。何と、ナイスタイミング! うちの販売しているソフトのいくつかも、中国市場ではかなり売れるのではということで、今月下旬に高田さんが来日するときに、詳しい話をすることに。
今、上海には、日本から、製造業だけでなく、流通・サービス業もどんどん進出してきていて、そうした企業のコンサルティングを手がける同社。まさか今回の出張で、オーシャンブリッジの中国市場進出の話が出てくるとは思わなかった。これはおもしろい展開になりそうです。
という有意義なディスカッションの後、高田さんにディナーに連れて行って頂く。上海の家庭料理のレストラン。家庭料理というイメージとは違って、非常にきれいな洒落たレストラン。
味も色合いも濃い、いわゆる中華料理のイメージとは異なる、落ち着いた味の家庭料理を楽しむ。うーん、こういう中華料理もいいですねー。中華料理のイメージが少し変わりました。
その後、3人で夜の街へ繰り出す。
締めはなぜか、ホテル近くのプールバーで、数年振りにビリヤードを。上海でビリヤードをやるとは思わなかった。これまた意外な展開。でも、楽しかった。
ということで、これまた長ーい最終日が終了。でも、有意義な出張だった。
明日朝の便で、東京に戻ります。