先ほど、総務省さん主催の「ビジネスブログ及びビジネスSNSの活用事例発表会」に行ってきました。
オーシャンブリッジのビジネスパートナーでもある、ドリコムさん、日立製作所さんからの事例講演もあり、また他にも6社からビジネスブログ・ビジネスSNSに関する講演があるということで、イントラブログに関する情報収集を主な目的に行ってみました。
全体として、インターネット上でのマーケティング系ブログ・SNSの事例が目立った印象を受けましたね。ニフティさん、夕刊フジさん、クリーク・アンド・リバーさん等。
ドリコム安藤さんも、今回はイントラブログではなく、クライアント各社のインターネットブログの事例紹介でした。
イントラブログの事例としては、
日立製作所さん、NECネクサソリューションズさん。あとは日本テレコムさんは、イントラ+インターネット、という感じでしょうか。
ブログそのものが、そもそもインターネットから発祥し、徐々に社内に入り込みつつある、という経緯があるせいか、イントラブログに比べ、インターネットのブログの方が、事例の内容がより具体的で、「なるほど感」がありました。
特にドリコム安藤さんのパターン別の3つのインターネットブログの事例は、それぞれのクライアント企業におけるブログ採用の目的や運用イメージ、導入効果等が、非常にコンパクトで分かりやすくまとまっていて、おもしろかったですね。(個人的には安藤さんにはイントラブログ事例もしゃべって欲しかったんですが)
対して、イントラブログの事例。社内改革プロジェクトに関する活動日記ブログや、研究所の研究者からの研究内容発信ブログ等が発表されていました。
全体的に、ブログ導入に至る背景(企業文化、プロジェクト概要等)や経緯、導入の狙い、今後への期待等はある程度説明されていたのですが、インターネットブログの事例発表に比べると、何となく「なるほど感」が足りない印象を受けました。
それは恐らく、「実際にどんな人がどんなエントリを書き込んで、それにどんな人がコメントやトラックバックをして、それで社内の情報共有やコミュニケーションがどうなった」という具体的な利用内容や導入メリットの話がなかったせいではと思っています。もちろん限られた講演時間の都合もあったかと思いますが。
とは言え、各社、社内ブログの運用ガイドラインについて言及されていたのは非常に興味深かったですね。やはり大手企業の場合、イントラブログにはルールが必要、ということですね。
ということでイントラブログ事例については、個人的には事例としてはちょっと物足りないと思ったわけですが、講評の中でブログエンジンの後藤さんが言っていたように、総務省さん主催のこうした場でイントラブログの事例が発表されるということは、非常に意味がありますね。
ということで、より具体的かつ実践的なイントラブログの導入事例・導入効果については、来週開催のセミナーで、ドリコムさんやオーシャンブリッジからご紹介させていただきます。ご興味のある皆さまは、ぜひ。
2006年3月9日(木)開催
ドリコム・アクセラテクノロジ・オーシャンブリッジ共催セミナー
「イントラブログが実現する次世代情報活用の姿」
〜使えるソリューションと具体的な最新事例で分かる・始められる〜
イントラブログっていう種別もあるんですね。