先週木曜日〜金曜日、札幌にて開催されたNILS2007Springに参加してきました。
僕自身は今回で4回目の参加ということで(最初に誘ってくれた神原さん、ありがとうございます!)、顔見知りの経営者も増え、ブレイクタイムやパーティ(そしてその後の札幌の夜)等のネットワーキングの場でも、なかなか楽しい情報交換ができました。
さて、セッションの中で特に興味深かったのが、AdobeのSenior Product Manager、Mr. Mike ChambersによるApolloに関するプレゼンテーションと、Netvibes.comのCEO and Founder、Mr. Tariq Krimのプレゼンテーション。
AdobeのApolloに関しては、ここ最近のWeb一辺倒の流れとは異なり、デスクトップアプリケーションとして、Webとも融合した新しいユーザエクスペリエンスの姿を提示したところがおもしろい。しかも、Webと相対するものではなく、Web上のサービスやコンテンツをより利用しやすくするものという立ち位置や、また従来のWeb周りの技術(HTML、Flash等)をベースに開発ができる点なども、興味深いです。TwitterやiTunes等に絡めたデモンストレーションも単純におもしろかったですね。
そして、なんと言っても、Netvibes.com。以前より一ユーザとして毎日便利に利用していたため、CEO自ら来日してのプレゼンテーションは、個人的に今回のNILSで一番楽しみにしていました。内容はやはり期待通り。「Widgetized Web」というコンセプトは、まさにNetvibes.comを毎日利用しながら感じていたこと(そのコンセプトでサービス開発されているわけなので当たり前ですが)。あまりにもネット上の情報があふれる中で、いかに必要な情報だけを効率よく入手するのか、といった点で、単なるRSSリーダーとは異なる今後の情報収集のあり方を提示されました。
また市場の見方も的確。キャズム的な視点で、今後のユーザ層を見越したサービス強化のフォーカスなどの話もおもしろかったです。
セッション終了後に、Mr. Tariq Krimと名刺交換して立ち話。Widgetに関する要望を伝えたら、それはもう対応されているとのことでビックリ。この夏に予定しているヨーロッパ出張の際には、パリで再会しようと言って別れる。実現せねば。
両セッションを聞いて改めて思ったのは、最新のテクノロジー系の話はやっぱりすごくおもしろいし、こうした最先端のテクノロジーを、ぜひともオーシャンブリッジのビジネスに結び付けていきたい、ということ。
そもそも、海外のテクノロジーを日本のマーケットニーズと結び付けるシナリオを構築して、実際に事業化し、収益を上げていくというのがオーシャンブリッジのミッション。
改めてこのミッションを自分なりに見つめ直し、今後のオーシャンブリッジの形を作っていかねば、そして、そのために今、そしてこれからやるべきことは何か、と考えている次第。
ちょうど今週末は全社合宿もあるし、いろいろと見つめ直したいと思います。
最後に、こういうNILSという場を提供していただいているグロービス小林さんには感謝、です。ありがとうございます。
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