レトロな乗り物

monorail.jpg今日は、新製品に対する現場のニーズのヒアリングと、Net-It Centralのご紹介を兼ねて、鎌倉の、とあるお客さまに行ってきました。
そこで驚いたのが・・・


初めて乗った湘南モノレール
「高山さん、●●さんの所に行くには、モノレールに乗るんですよ」と、一緒に行ったうちのセールスグループの宮崎さんから聞いてはいたのですが、吊り下げ式(って言うんですか?)とは聞いていなかったので、それでまずビックリ。
最近、あんまりないですよね。
(どっかにありましたっけ?)
ゆりかもめも違うし(あれはモノレールとは違う?)、この間乗った、サンフランシスコの空港の周りを回っているやつ(名前は忘れた)も違った。
ホームもモノレール自体も、何となくレトロな雰囲気で、「なんか、ちょっと古い遊園地みたいだなぁ」と思いながら乗り込む。
で、発車すると、吊り下げ式だけあって、カーブの時に結構揺れるんですね、これ
しかも、車体の下には空間。
足の下にレールがあるわけでもない、その心許なさ。
振り子のように足下から揺れる、あの感覚は、公共の乗り物ではなかなか味わえません。
そして、揺れながら、民家やアパートの軒先を疾走する感覚。
そこでちょっと思い出したのが、学生時代に乗った、浅草花やしきのジェットコースター
レトロ感と軒先感が一緒だ。
そんなことを思った、10月の大雨の日。

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「レトロな乗り物」への5件のフィードバック

  1.  こんにちわ。 いつも、あまりよく読んでいなかったのに、今回は、湘南モノレールの記事に吸い寄せられて、楽しく読ませていただきました、もと鉄道少年のおじさんです。 会社では情報システムの企画、導入をやっていますが、周りでは、あのおじさんの前では、電車の話題はやめた方がいいよ、だって、話が止まらなくなっちゃうから、といわれてるタイプです。
     で、モノレールの話がブログ・ビジネスにどう関係があるかは、別として、勝手に書いちゃいますね。
     まず、私にとっては新しい乗り物の湘南モノレールがレトロ? と書かれているので、あせりました。 むむっ!おじさんの時代感覚がズレている状態だな、と感じた次第です。
     そして、高山さんが1971年生まれと紹介されているので、納得。 湘南モノレールが開通したのが、その前の年ですから。
     高山さんがお乗りになった、湘南モノレールはある意味、記念碑的存在で、将来は鉄道記念物に指定されるべき価値があると思います。
     当時、これからの交通は自動車が中心で、路面電車のような、それこそレトロなシステムは邪魔な存在なので、廃止を進めて行こうというオピニオンが幅を利かせていました。 その結果、路面電車の代わりを大量のバスが引き受けることになりましたが、その結果はご存知のとおり、道路の大渋滞を招き、その対策の道路の拡幅や新規建設は土地価格の高騰や住民の反対などでなかなか進まない。
     イージーなオピニオンがシリアスな結果をもたらす良い例ですね。
     そこで、当時の各自治体が新しい交通システムの研究を鉄道会社やメーカー、シンクタンクなどと行なった結果、モノレールというシステムが注目されるようになったわけです。
     モノレールシステムの最大の特徴は、必要な土地面積が自動車や通常の鉄道と比べて、きわめて少なくて済むということです。 そのほか、道路や一般の鉄道に比べて、路線の設定の自由度が高い。 つまり、「えーっ! こんなところを走っちゃうの?」ていうところにも線路を作れる。 湘南モノレールも山をぐいぐい登っていくところや、何十メートルもの高い空中、かと思えば、いきなり山の中腹にズッポリ飛び込んだりするところなどがあって、初めての人は目が点になったり四角になったりしますよね。 それと、建設が短期間でできる、連結して走れるとか、運行要員に対する乗車人数の比がバスや路面電車より大きい、すなわち、少ない職員で大量の乗客を運べるとか、走行音が比較的静か、一般の電車に近い走行速度が出せるので、一定時間に同じ乗客数を輸送する場合で比較すると、バスよりも少ない車両数でよい等、いいことずくめに見えたわけで、全国各地でモノレールの建設が見られたものです。
     実は、その前に遊園地の来客を輸送するバスの代替でつくられた、上野動物園モノレール(V)、小田急向ヶ丘遊園モノレール(L)、横浜ドリームランドモノレール(T)、名古屋犬山公園モノレール(A)、名古屋東山公園モノレール(S)、など、第一次モノレール建設時期(昭和30年代後半、ただし、上野動物園はその10年前)の技術的蓄積があったのです。
     その後、本格的都市型中量中速の公共輸送システムとしてのモノレールの建設が可能になったわけで、東京モノレール(A)、湘南モノレール(S)、姫路モノレール(L)、千葉都市モノレール(S)、大阪モノレール(A)、北九州モノレール(A)、多摩都市モノレール(A)などがその代表です。
     その後、しばらく建設ブームは収まり、また、多くの経営難、廃止を経てきましたが、最近は、もっと落ち着いた視点で、都市機能のひとつの選択肢として認識されてきているような気がします。
     もうここからは、趣味的な話になりますが、各モノレールの技術的基盤は、日立、三菱重工、東芝、日本車両、川崎車両などの鉄道車両メーカーが、海外から競って技術導入を図り、長い年月をかけて安定運用にこぎつけたものです。
     日立はドイツのアルヴェーグ式(A)という、東京モノレールでおなじみの、太いレールに跨ってゴムタイヤで走るタイプ。 三菱重工はフランスのサフェージュ式(S)という、湘南モノレールや、千葉都市モノレールでおなじみの、箱型のレールの内側にゴムタイヤつきの台車を収容してそこから車両を吊り下げて走るタイプ。 川崎重工はアメリカのロッキード式(L)という、小田急向ヶ丘遊園モノレールや姫路モノレールで、あまりおなじみではなかっけれど、太いコンクリートのレールの上に鉄のレールを敷いてその上を鉄の車輪で走るタイプなど、鉄道好きの目には面白くてたまらないバラエティがあるのです。 
     
     どこにでもこのようなマニアックな目があるもので、携帯電話やパソコン、サーバー、モデム、ルーター・・・、そんなものまで、趣味としてみる人たちは、いるんですよね。 そのうち、ソフトの世界にも、そういった博物的感覚が出てくるかもしれません。
     おじさんの、長い話でした。 私の周りの人たちの、あの人の前で、電車の話をすると長いから気をつけなさい、という言葉・・・本当でしたね。

  2. イワトビペンギンさん、コメントありがとうございます。
    いやあ、勉強になりました。
    「必要な土地面積が自動車や通常の鉄道と比べて、きわめて少なくて済む」・・・うーん、なるほど。
    「アルヴェーグ式(A)」「サフェージュ式(S)」「ロッキード式(L)」・・・そういう種類があったのですね。
    それにしても、何気なく書いたモノレールネタで、これだけの知識をご提供頂けるとは・・・それも、ブログの一つの大切な効用ですね。
    とにかく、今後ともよろしくお願いします。

  3. モノレールや新交通システムのコメントがとてもよくできていました。ただ、写真をもう少し入れたほうがいいと思います。そんなぺージをのぞんでいます。よろしくおねがいします。ちなみに僕、10歳の鉄オタです。

  4. 掲示板にだしてもらい、ありがとうございます。本当にうれしいです。親に見つかるとヤバイかも。このページを期待してます。

  5. こないだ北海道にいってきました。おどろいたことに、ホテルから、別館までのモノレールが出ているんです。早速乗ってみると、途中で列車が止まり、花火をみることができました。

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