昨日、東京女子医科大学病院に行ってきました。
脳神経外科で、2011年7月に受けた脳腫瘍摘出手術のフォローの検査です。
MRIで瞑想→熟睡→体が動く
早いもので手術からもう12年が経ちました。
あの頃はMRIの轟音にビックリしていましたが、さすがにもう何十回とMRIを受けているので、今はあの轟音を子守唄に瞑想状態に陥り、ほどなく眠ってしまいます。
今回は(今回も)眠っている間に体を動かしてしまった感じがして「やばいッ!」と思ってパッと目が覚めました。15分ほどのMRI検査中は身動きは厳禁です。
でもその後、検査技師さんにも村垣先生にもなにも言われなかったので、検査結果には問題がなかった様子。ことなきを得たようです…汗。
村垣先生の診察
検査終了後はすぐにB1FのMRI検査室から2Fの脳神経センターへ。着いたときはまだ村垣先生も診察室に入っていなかったようですが、しばらくすると先生の診察室の番号が進み始めて、まもなく僕の順番が来ました。
村垣先生の診察では、まずいつものように甘いものの差し入れ。今回は明治チョコレートです。1日でたくさんの患者さんの診察で疲れるので脳の栄養補給というわけです。
クレアチニン値とMRIの造影剤
そして直近の虎の門病院での血液検査の結果をお渡ししました。腎臓のクレアチニンの値を確認するためです。
女子医大でのMRI検査では、造影剤の使用可否を、血液検査のクレアチニンの値で判断しています。造影剤は尿で排出されて腎臓に負担をかけるためです。僕は白血病のさい帯血移植のGVHD(移植片対宿主秒)で肝臓に加えて腎臓にも影響が出ていて、クレアチニン値が高めなので、最近のMRIでは造影剤を使用していません。
でも本当は造影剤を使った方が、悪性腫瘍が画像にはっきり写るので、より確実に再発や転移を見つけることができます。でも僕は手術から12年間落ち着いていることもあり、ここ最近の検査では、腎臓への悪影響を避ける方を優先しMRIでは造影剤は使っていません。次回以降、またクレアチニンの数値を見つつ、造影剤を使うタイミングを計ることになりました。
MRIの結果
さてその造影剤を使わない今回のMRI検査の結果について。
おかげさまで、今回も問題はありませんでした。
冒頭画像の左下が今回の検査結果です。
MRIの画像は、放射線科の医師と脳神経外科の村垣先生でダブルチェックしていただくのですが、脳腫瘍はもちろん、一時あった脳内の出血や、小さな脳梗塞についても、再発等の問題は見つからず、全く問題なしとのことでした。ひと安心。
執筆中の書籍原稿の相談
続いて、現在執筆している2冊目の書籍の原稿について概要をご説明し、村垣先生のお名前を書く部分、つまり先生に内容を確認すべき部分の概要をご説明しました。最終的には原稿がある程度出来上がった段階で、当該箇所をお送りして出版前にチェックしていただきます。
ということで村垣先生の診察は無事終了。
診察室を後にしようとしたところで、入院中から化学療法でお世話になった薬剤師の生田先生に久しぶりにお会いできました。
薬剤師の生田先生とおしゃべり
久しぶりだったので診察室を出て、しばらくロビーでおしゃべりして近況をご報告。2011年の入院当時ベビーカーに乗っていた娘がもう13歳の中学2年生になったことをお伝えしたら、大変驚いていました。「あの小さかった赤ちゃんがもう中学生!?」という感じですね。
僕の最近の体調や本の執筆のことなどもいろいろお話しする中で、「ウォーキングしているけれどなかなか足に筋力がつかないんです。歩くことはできてもいまだに走れないんです」とお話ししたら、プロテインを勧められました。長く入院すると全身の筋力、とくに足の筋肉が落ちてしまって、退院後普通の生活をしていてもなかなか戻らないというのは患者共通の課題のようです。
ウォーキングなどのリハビリをしていても、普通の食事だけで十分なタンパク質を摂取するのは難しいということで、プロテインの摂取を他の患者さんにも勧めているということでした。大変いいアドバイスをいただきました。早速プロテインを物色しているところです。
ということで、村垣先生だけでなく生田先生にもお会いでき、近況報告もできて、うれしい診察日となりました。
次の検査は、いつものサイクルだと3ヶ月後の2月になるはずなんですが、2月の村垣先生の外来診察日はMRIが大変混み合っていて予約が取れないということで、3月になりました。
また3月まで問題なく穏やかに過ごしたいと思うと同時に、それまでに執筆も進んで出版までの段取りが見えているといいなあと思っています。今日もこれから夕飯まで、もう少し執筆します!