「サマーウォーズ」のエントリがGlobal Voices Onlineに掲載されて、ネットを介した世界とのつながりとその意外性について考えた。

先月、映画「サマーウォーズ」について書いたこのブログのエントリ【サマーウォーズを見て、自分との共通点に感情移入。】が、Global Voices Onlineという英語サイトに取り上げられていました。
●Global Voices Online ? Japan: Avatars come to life in the anime Summer Wars
http://globalvoicesonline.org/2009/10/17/japan-avatars-come-to-life-in-the-anime-summer-wars/

英語のサイトに取り上げられたのは(恐らく)初めてということで、少しビックリしてしまいました。
このサイトのことを僕は知らなかったのですが、説明によると、ハーバード大学で設立された非営利のプロジェクトで、世界各地のブログ等のエントリから、特にマスメディアでは取り上げられないような情報をピックアップして、各国語に翻訳し、世界に向けて発信していくもの、ということのようです(正しくはこちらの説明をどうぞ)。あのJoi Ito(伊藤穣一)さんも協力されているとのこと。


取り上げていただいた記事の内容は、「日本ではサマーウォーズという映画が人気で、ブロガーはこんな感想を書いているよ」、というもの。
4人のブロガーのエントリが引用されているのですが、僕はその2番目として取り上げられています。

Taka also praises the anime and describes elements that he recognized in his own life.

つまり、「Takaもこのアニメーション映画を賞賛した上で、彼自身の人生との共通点について述べている」とした上で、僕のエントリの下記の箇所を引用しています。

観ていて、僕自身といろいろと共通点もあって、思いのほか感情移入してしまいました。
例えば、こんな共通点が。
●僕の出身が長野県(サマーウォーズの舞台は上田、僕は伊那出身)
●毎年夏休みになると、長野の僕の実家に、東京から従兄弟たちが泊まりに来て、
 みんなで大騒ぎして遊んでいた
●高山家は女系家族
●僕の祖母が春に亡くなった
●サマーウォーズの栄おばあさんの誕生日(8月1日)が、僕の家族と同じ

この箇所が、英訳付きで掲載されていました。
まさか自分の境遇が、このように英語で世界に向けて発信されることになるとは思いませんでしたので、ビックリです。全く考えてもいなかったので不思議な感じです。
でも、僕のブログを見てくれている人がいて、それを著名サイトの、日本の文化を世界に向けて発信する記事の中で取り上げてくださったというのは、純粋にうれしいですね。
5年前、2004年の8月にブログを始めてから、自分が思ったことや経験したことを気軽に発信できるようになって、自分の中での世の中との関わり方というか、人との距離感がすごく変わった(知っている人とも、知らない人とも)と思ったんですが、今回の経験で、いわゆる「世界が狭くなった」ということをリアルに実感しました。
特に最近は、ブログよりももっと手軽なTwitterが盛り上がっています。僕自身もTwitterのお陰で、友達や知り合いが増えたり、また実際のビジネスの話が生まれてきたりと、非常に大きな恩恵を受けています。
先日【「ツイッター 140文字が世界を変える」を読んで改めて考えたこと。】でも書きましたが、インターネット上のツールにより、人間関係が広がって、生活がより楽しくなるというのは、本当にすばらしいことだと思います。
そして、ブログでもTwitterでも、いろいろなことを発信していると、思ってもみないところから、思ってもみない反応があり、それがきっかけで、また世界が広がっていきます。これからもその意外性を楽しんでいきたいですね。
●高山のTwitterはこちら→ Noriaki Takayama (nori_taka) on Twitter

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