手帳とタイムマネジメント

最近、手帳に関する本が流行ってますよね。
この間、オーシャンブリッジのメールマガジンでも、うちのメルマガ担当の山下が触れていました。
僕も以前、勧められて読みました。
GMOの熊谷氏のkumagaibook.jpg
「一冊の手帳で夢は必ずかなう」

(そう言えば、熊谷氏は、僕と同じ、長野県出身なんですね)
参考になる部分、多かったです。
しかし実は、僕自身、ここ何年もずーっと、紙の手帳を持ったことがなかったんですね。
Palm(というかClie)+PCのOutlook(やむなく・・・)+会社のグループウェア(某社製)で、スケジュールを相互に同期しながら使っていました。
で、紙の手帳の有用性はよく分かりつつも、結局、このPCベースの仕組みから抜けられずに、しばらくそのままになっていました。
しかし最近、ミーティングのメモを取るときやビジネスプランを練るときなど、どうしても「キーボードを打つ」のではなく「手でものを書き殴り」たいことが増え、A4の大学ノートを持ち歩いていました。
特に新しいアイディアを練るときは、4色ボールペンを使って、マインドマップなるものを書いていくんですね。(マインドマップについては改めてこのブログで紹介します)
手を動かすと頭が働く、いいアイディアが生まれるというのは本当ですよね。
しかし、大学ノートの悪いところは、そのノートを使い切って新しいノートに移行するときに、後で何度も参照したいようなページがあっても、持っていけないんですよね。
で、やはり、入れ替え自由なシステム手帳的なものが必要かなーなどと、何となく考えていました。
そんなときに、別の手帳本をたまたま見付け、読んでみました。
それがこの本。
franklinbook.jpg
「人生は手帳で変わる」

この本、実はあの世界的ベストセラー、7habitsbook.jpg
「7つの習慣」
の考え方を日々実践するための手帳に関する本なのです。
で、その考え方に則ったシステム手帳も発売されています。
「フランクリンプランナー」というんですが、アメリカではかなり売れているとのこと。
で、早速、そのフランクリンプランナーを東急ハンズ(渋谷店)に行って買ってみたのですが、これがなかなかです。
僕は、A4サイズの大学ノートの代わりとして、マインドマップを書き殴る必要があるので、3つあるサイズの中でも一番大きな「クラシック」サイズ、つまりA5サイズを選択。
大きいだけあって、結構、いろいろと書き込めます。(しかーし、持ち運びは大変)
また、大学ノートと違い、重要なページは手帳に残しつつ、古いページは保管用バインダーに移せるので、いいですね(まあこれはあらゆるシステム手帳に言えますが)。
しかし何よりも大きな発見だったのは、中長期的に重要な仕事に時間を割けるようになったこと、です。
これまでは、スケジュールやTo Doなどは、全てOutlook+Palmで管理していました。
この場合、短期的なスケジュールや、締め切りの迫った目の前のTo Doをこなすには全く問題ありません。
仕事のプライオリティ付けやその変更も簡単です。
しかし、それに忙殺されて、「今日じゃなくてもいいんだけど、近いうちにちゃんとやらないといけないこと」が後回しになったり漏れてしまいがちなのです。
今日明日のことではないけれど、中長期の目標を達成するために、今月やっておかなければならないこと、今四半期にやらなければならないこと、今年やらなければならないことを、きちんと見極めて実行していく、という視点が欠けてしまうんですね。
僕自身、よく言われるように、「日付を入れた夢」と言うべき目標を持ってはいたのですが、日々の細々とした仕事や予定に忙殺されて、中長期的に目標を達成していくために本当にやるべきことがおろそかになっていることがよくありました。
まさに「絵に描いた餅」。
この手帳は、そのあたりの問題を解消するための仕組みがよく考えられていて、毎日、毎週、毎月、目の前の仕事だけではなく、本当に自分の目標達成のためにやるべきことに、きちんと時間が割けるような工夫がされています。
これが、すばらしい。
時間の使い方がまるっきり変わってきました。
実は今でも、Outlook+Palm+グループウェア、は併用しています。
簡単に言うと、
 ・短期的予定・短期的To Do → Outlook+Palm+グループウェア
 ・中長期的目標・スケジュールと中長期的To Do → 手帳
という感じの使い分けです。
今のところ、なかなかうまくいってますね。
しかし、まだまだ改善の余地はありそうな感じ。
そうそう、前述の熊谷氏も、オリジナルの手帳を発売するとのこと。
これも要チェックです。
いろいろな考え方やツールを取り入れて、もっと使いやすいように、工夫していこう。

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「手帳とタイムマネジメント」への15件のフィードバック

  1. フランクリンプランナー

    今日も仕事でした。
    ところで、紙の手帳をやめてPalmにして5年と5カ月がすぎました。過去5年5カ月分のスケジュールが手元のクリエに詰まっています。WorkPa…

  2. 私もフランクリン手帳を使い始めて10年くらいになります。
    今では体の一部でいつでも持ち歩いています。
    フランクリン手帳は本当に素晴らしいです。
    自分のブログでフランクリン手帳の自分なりの使い方を
    紹介していこうと思っています。
    追伸:TBさせて頂きました。

  3. バルさん、コメント&TBありがとうございます。
    10年ですかー、すごいですね。
    今後ともよろしくお願いします。

  4. Manksさん、コメント&TBありがとうございます!
    Manksさんのブログにもコメントさせて頂きましたが、最近は、フランクリンプランナーよりPC上のOutlookを使う比重が大きくなっています。スケジュールやToDoは全てOutlookで管理。ウィークリーコンパスも、Outlook上のToDoに項目を作って管理。
    結局、フランクリンプランナーは、白紙のリフィルにマインドマップを書く用途でしか使ってないような状態であります。
    でも、クラシックサイズ(つまりA5サイズ)を使っていて、A4の書類も50%で印刷すれば綴じ込むことができるので、重要な案件のスケジュール表や経営計画なんかを入れて目を通したりしています。
    ということで、まだまだ、使い方は発展途上って感じですね。

  5. 大きなフランクリンプランナー故に、そのような使い方もできるのでしょうね。
    マインドマップを書くなら多少大きめの用紙に書きたいですもんね。
    私はPDAをシステム手帳に収納し、パッドにマインドマップなどを書いたりしています。
    そう言えば、テレビ東京のサイトで番組を拝見致しました。見る前に裏話を聞けたので、「なるほど〜こういうことだったのか」と納得。
    でも、社内ブログのシステムは、あれば非常に便利ですよね。アイデア次第でいろいろな使用ができると思います。御社が提供しているソフトは、そうしたアイデアもパックで企業販売をしているのですか。

  6. そうですね、実際にオーシャンブリッジの社内で使っているノウハウをベースに、各企業や部門毎の実情に合わせた使い方の提案などをしていきたいと思っています。

  7. マインドマップなどの視覚系情報処理が有用な理由

    これまでに、マインドマップなどの、「視覚系情報処理」が有効であると述べてきた。一般的にマインドマップなどは「右脳系」などのカテゴリーとされるが、情報処理は「右脳…

  8. フォトリーディングなどにおける「ソフトフォーカス」の重要性

    皆様ご存知のように、フォトリーディングにおいては、「ソフトフォーカス」が重要な位置づけを占めている。
    フォトリーディングについては、詳しくは、参考文献をご…

  9. 論理的な思考の能力を鍛えるためには(5) ロジカルシンキングの基礎力を高める〜マインドマップ掲載

    ブログランキング一日1クリックありがとうございます
    これまでの、論理思考に関連したエントリーにおいて、次のように述べた。
    (引用開始)

  10. コヴィ博士「7つの習慣」を斬る:人生のシナリオ ミッション・ステートメントを書く

    あなたの人生の方向を見定め、人生の目的を持つために大きな効果をもたらす方法の1つに、「ミッション・ステートメント」というものがあります。人は「不変の中心」…

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