昨日、サイボウズさんのFeedpath説明会に行ってきました。
サービスの内容や会の様子は、すでにGCP小林さんやバーチャレクス丹野さんが書いているのでそちらをご覧頂くとして(手抜きですみません)、僕が非常に興味があったのは、企業向け情報共有ソフトウェアのパッケージ販売を柱にしているという意味で、オーシャンブリッジと同じビジネスモデルを展開するサイボウズさんが、Web 2.0的インターネットサービスに参入する意図や展望、といった点でした。
プレゼンされた小川さんは、そうした点について、「既存のソフトウェアとの連携は今後考えていく」「収益モデルの確立は、3年で目標の100万ユーザを獲得してから。100万ユーザも集められればいろいろなビジネスが考えられる。今も社内ではいろいろなアイディアがあるが、まだ言えない」と説明されていました。
WebベースのRSSリーダサービスは、Bloglinesを始め、Ajaxを駆使したGoogle ReaderやドリコムさんのドリコムRSS等、すでにいろいろとインターネット上に登場しています。企業向けでは日立製作所さんのSonarなどもありますね。
そうした中で
どこまでユーザ数を伸ばせるか、ビジネスモデル(収益モデル)を確立できるか(それ自体からの収益だけでなく他のビジネスとのシナジーも含めて)、というのはまだまだ不透明ですが、このタイミングでこの分野(Web 2.0的インターネットサービス)にチャレンジしていくというのは、さすが青野さんだと思いました(その布石として昨年小川さんを招いたんですよね)。
オーシャンブリッジも、ここのところ、新たな海外ベンチャーとのビジネスチャンスがいろいろと舞い込んできており、既存ビジネスとのシナジーを考えながら、展開を練っています。
常に新しいテクノロジートレンドを把捉し、それを日本の企業ユーザ様にどう適用すれば価値があるのか?ということを見極めて、そこからビジネスを展開していくのがオーシャンブリッジの根幹です。
そのためにアンテナを張り巡らせておくことと、必要なときにはチャンスを逃さずチャレンジできるいろいろな意味での余裕(人的&財務的リソース等)を保っておくことが大切、と感じている今日この頃。その意味で、サイボウズさんには見習うところが多いですね。
なお、せっかくですので、Feedpathを使ってみた個人的な感想も少し。
Feedpathは、Ajaxを駆使したUIでシンプルかつ使いやすく、ソーシャルタギングやタグランキングなどのソーシャル的要素も盛り込み、もちろん無料で使えるという、まさにWeb 2.0なRSSリーダ。
僕も早速登録し、BloglinesからOPMLでFeedをインポートして使い始めてみました。
Ajaxにより非常に使いやすいのですが、BloglinesのWeb 1.0なUIに慣れてしまった自分には、もう少々、細かい部分で慣れるまでに時間がかかるかも。慣れというのは恐ろしい。まあこれは時間の問題ですね。
引き続き使い込んでみたいと思います。