またまたプレスリリースです。先ほど、下記の発表をいたしました。
オーシャンブリッジ、Web 2.0時代の企業向けドキュメントパブリッシングシステム
『Net-It Central 7.0』を販売開始
〜エンタープライズサーチ、イントラブログ、RSSリーダ、ソーシャルブックマーク等の
Web 2.0系テクノロジーで、企業内の文書ファイルを活用可能に〜
プレスリリースはこちら。
すでに大手企業を中心に500社以上で600サーバ以上の導入実績のある、オーシャンブリッジの主要製品、Net-It Centralの最新バージョンです。
機能的な面では、Webブラウザ(IE)上でさまざまなファイル(Office、PDF、AutoCAD、TIFF等)を表示できるビューワが変更になったことが大きなポイント。無料PDF/TIFFビューワBrava! Reader(ブラバ!リーダー)や、2つのファイルを重ねて比較表示できるAutoCAD/PDF/画像ビューワBrava! Desktop(ブラバ!デスクトップ)と同じBrava!のActiveXコンポーネント版が今回より組み込まれました。使い勝手やレスポンスの良さ、そしてビューワとしての高い機能性は、数多くのユーザ企業様にご利用いただいているBrava! Reader/Desktopで折り紙付き。格段に使いやすくなりました。
でも、今回のプレスリリースに当たっては、そうした機能面よりも、主に製品のポジショニング面を打ち出しています。
と言うのも、最近、Net-It Centralに関して持ち込まれるアライアンス案件の多くが、Web 2.0系のソリューションベンダさんのものになっています。先日僕が講演したイントラブログ・セミナーの主催は、みなさんご存知のブログベンダ、シックス・アパートさん。このイントラブログ分野では、ドリコムさん、日立製作所さんとのアライアンスをかなり前に発表していますが、他にもブログベンダさんとのアライアンスを近日発表する予定で進めています。
RSS関連では、すでに日立製作所さんの企業向けRSSリーダ「SONAR」との連携を実現しており、ウィルコムさん、某製薬会社さん等での導入実績があります。(ウィルコムさんでの導入実績については先日発表がされていますね)
ソーシャルブックマーク関連でも、来月新しいアライアンスを発表予定です。
エンタープライズサーチ分野では、ほとんどのベンダさんとアライアンスを組んでいると言ってもいいかと思います。先日もファストさんとのアライアンスを発表したばかりですね。
こうしたWeb 2.0系のベンダさんがなぜオーシャンブリッジとのアライアンスを希望されるんでしょうか?その理由は、
●企業内の情報共有を考える上で、文書資産をどう共有するかは避けて通れない課題である
●その文書資産の共有においては、インターネット上のWeb 2.0系テクノロジーを企業内に持ち込んだだけでは解決できない
ということだと考えています。
基本的にインターネット上のコンテンツは、固有のURLを持ったHTMLファイルです。ニュースサイトのページしかり、ブログのエントリしかり。そしてそのHTMLコンテンツのサマリー情報をRSSフィードとしてはき出すことにより、RSSリーダでの購読やスタートページ上でのマッシュアップが実現していきます。Web 2.0系のテクノロジーは、こうした仕組みを前提に成り立ち、相互に連携しています。
しかし、企業内の文書資産は一般のWebコンテンツとは異なり、PCやファイルサーバのハードディスクや、グループウェアや文書管理システムのデータベース等の「閉じた世界」に格納されています。そのため、そのままの状態では、Webの「開かれた世界」でのオープンなデータ連係・システム連携を志向するWeb 2.0系のテクノロジーで活用することはできないわけです。
そこで、Net-It Centralが非常に重要な役割を果たすことになります。Net-It Centralは、ファイルサーバ上のさまざまな文書ファイルを、Webブラウザで閲覧できるWebコンテンツに変換し、イントラネットのWebサーバに公開します。その際、個々の文書に対して固有のURLが割り当てられ、またRSSフィードも自動的に生成します。これにより、ネット上のWebコンテンツと同じように、社内の文書資産が取り扱えるようになるわけです。
よって、Net-It Centralがあれば、社内の膨大な文書資産を、Web 2.0系テクノロジーで以下のように活用していくことができるのです。
●エンタープライズサーチによる全文検索
●イントラブログとの連携(ブログへのフォルダビュー/文書リンクの埋め込み 他)
●RSSリーダによる新着文書・更新文書のチェック
●ソーシャルブックマークによる文書に関する集合知の活用(人気のある文書、評価の高い文書の共有)
Web 2.0系のテクノロジーを企業内で活用していく流れをEnterprise 2.0と言いますが、このEnterprise 2.0においては、Net-It Centralが非常に重要な役割を果たしていくものと考えています。
今回のプレスリリースでは、このように製品ポジショニングが変わってきていることを主に打ち出してみました。
オーシャンブリッジでは、この分野のアライアンスは今後も積極的に推進していきます。随時このブログでも発表していくつもりですので、ぜひご期待下さい。
「Web 2.0時代の企業向けドキュメントパブリッシングシステム「Net-It Central 7.0」をリリース!」への2件のフィードバック
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