「ツイッター 140文字が世界を変える」を読んで改めて考えたこと。

最近、IT系メディアに限らず、テレビや雑誌等でも取り上げられることが急激に増えているTwitterですが、先日、下記の書籍が発売されました。

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
コグレ マサト いしたに まさき
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 35

著者のお二人はともに超有名なブロガー。ブログ「ネタフル」管理人のコグレマサトさんと、ブログ「みたいもん!」管理人のいしたにまさきさん。


お二人が一貫して伝えようとしているのは、「みんな、とにかくつぶやいてみようよ。そうすれば世界が変わるよ」ということ。
外から見ているだけでは分からない。人のつぶやきを見ているだけでも分からない。自分からどんどんつぶやくこと、人のつぶやきにリプライ/リツイートすることで、世界が広がり、いろいろな情報が集まってくるようになって、生活がどんどん楽しくなるよ。
そして、そんな楽しい世界、広がる世界を支えているのは、テクノロジーではなくて、人と人とのつながりなんだよ。
・・・ということを、Twitterの歴史や、Twitterの基本的な使い方、Twitterを楽しむためのコツ、ビジネスでの活用事例、Twitterの今後の展望などを通じて、伝えています。
僕自身は2007年4月からTwitterを使っているのですが、やはりいつも思うのは、Twitterは人と人のつながりを楽しむサービスだということ。
僕自身、なぜつぶやいているのかと言うと、誰かが反応してくれることがうれしいから、と言っても過言ではありません。
自分がつぶやいたことに対し、誰かがコメント(リプライ)や回覧(リツイート)をしてくれていないかな、というのが気になります。だから外出先でもiPhoneでTwitterをチェックしてしまいます。
また、僕がいろいろつぶやいたり、僕のつぶやきが他の人に回覧(リツイート)された結果、フォロワーが増えるのは、やはり嬉しいです。僕のつぶやきをこれからも読みたいと思ってくれる人が増えたということは、つぶやきに反応してくれる人が増えることもなるからです。
おもしろいのは、何気なく、つまり人の反応など期待せずにつぶやいたことに対し、思ってもみなかった反応が返ってくること。そこがまさに人間的というか、予測できないおもしろさなのです。
そして、自分が反応してもらうとうれしいからこそ、ほかの人のつぶやきでおもしろいなと思ったものは、積極的にコメント付きでRT(リツイート。転送、回覧)するようにしています。自分をフォローしてくれている方にも教えたいという思いと、つぶやいた人に対して自分がおもしろいと思ったという事実やその感想を伝えたいという思いからです。
Twitterは、このように人と人のつながりがおもしろさの源泉であるということもあって、外から見ると、何が面白いのか非常に分かりにくいということがあります。やはり使ってみないと、おもしろさは分かりません。しかし、ちょっと使ってみただけでは、やはりおもしろさは分かりません。ユーザ登録して、いくつかつぶやいてみたけど、何も起こらないし、誰からもリプライも来ない、何がおもしろいんだろう、ということも少なくないかと思います。
そうした外から見ている人や、とりあえず始めてみたけど楽しさが実感できていない人にとって、この本は格好のガイドになるはずです。外からは分かりにくいTwitterのすばらしさを、的確な比喩や例(さすがだと思った箇所がいくつもありました)に基づいて、本当に分かりやすく説明しています。そして使い始めたばかりの人が、もっとTwitterを楽しむための具体的なコツや、使いこなしていくとどんな楽しいことが起こるのか、についても丁寧に説明されています。
先ほど、Twitterは人と人とのつながりを楽しむもの、と書きましたが、そのつながりは、ネット上のバーチャルなつながりにとどまるものではありません。僕自身、Twitterは、リアルな人間関係を補完する、そして拡大するものだと感じています。
実際、著者のコグレさんとは、Twitterのお陰で友人(と勝手ながら呼ばせていただきます)となり、Twitter上だけではなくリアルで集まってお酒を飲んだりしています。
初めてコグレさんにお会いしたのは、昨年の夏、あるブロガー系のイベントにて。それまでもネタフルを読んでいた僕は、そのイベントにコグレさんも参加されていると知り、人にお願いして紹介していただきました。そのときは名刺交換して2〜3分ごあいさつしただけ。でもその後、Twitterでコグレさんにコメント(リプライ)しているうちに、コグレさんも僕にコメント(リプライ)してくれるようになり、今年の夏には飲み会にお声掛けして一年以上振りにお会いすることになったのです。そのときの様子はこちら。
●武蔵野カメラ粋人会議に参加。宇宙ステーション、点を撮る、驚愕フリックなど。
コグレさんのブログにもそのときの様子があります(僕の写真もありますね)。
●[N] Shioカメラマンに聞いた写真撮影で気をつけるべきたった一つのポイント
コグレさんに限らず、Twitterのお陰で友人になった方が何人もいます。イベントや飲み会等のリアルな場でちょっとだけお会いした方と、その後Twitter上でコミュニケーションすることで、長年知っている友人のような関係に発展するのです。先日のこちらの集まりのメンバーもそう。
●第二回武蔵野カメラ粋人会議、中野フォトウォークに参加。
@mikamika59さんとは、会って早々「去年の春、初めてお会いして以来ですよね」「でも全然そんな感じしないですよね。Twitterで見ているから」という会話をしました。同じく参加者の@digitalbearさん、@shiologyさん、@underfloさんも、そんな友人です。
また、仕事上でお会いした方と、Twitterがきっかけで仲良くなって、仕事とは関係ないコミュニケーションや飲み会などに発展したり、新しい仕事(協業やセミナー共同開催など)につながったりということも、最近増えています。@DOMINOMARUさん、@kumabooさんなどなど。
最近のテレビ等でのTwitterの報道のされ方、というかアナウンサーや解説員の反応を見ると、「なぜわざわざネット上でつぶやくのか、またそれで盛り上がっているのか、理解できない。ネット上でしかコミュニケーションが取れない人たちなのではないか(失笑)」的なトーンが見え隠れしているように感じることがあります。
でも、実際にTwitterを楽しんでいる人は、その背景に人と人とのリアルのつながりを感じているからこそ、あるいはリアルでのつながりを補完し充実させるものだからこそ、楽しんでいるのではないかと思います。
逆に言うと、ネット上でしか知らない人、どんな人か分からない人とは、あまりコミュニケーションが盛り上がらないかも知れません。僕自身も、直接面識のない方からTwitterでコメントをいただいた場合、プロフィールにあまり情報がなく、どんな人か分からない場合は、コメントを返しにくいという面があります。
だから、Twitterを楽しむには、自分がリアルではどんな人なのか、何をしていて、どんなことに興味がある人なのかを、できるだけプロフィール情報で表明した方がいいと思います。もちろん本名等を明かす必要はありませんが、まず人として興味を持ってもらうことが大切なのではと思います。人と人とのつながりを楽しむということを考えると当たり前かも知れませんね。
Twitterで、いろんな人とつながることで、リアルの生活がもっと楽しくなる。だからどんどんつぶやこうよ。
この本が伝えようとしているこのことを、僕自身も強く思います。
最後に少し自慢させて下さい。僕もこの本に登場しているのです! 82ページのリツイートの説明の箇所で、僕のつぶやきの画像が掲載されています。

まさにこのつぶやきの通り、ですね。
●高山のTwitterはこちら→ Noriaki Takayama (nori_taka) on Twitter

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「「ツイッター 140文字が世界を変える」を読んで改めて考えたこと。」への2件のフィードバック

  1. 「ツイッター 140文字が世界を変える」

    今、話題のTwitter本。
    「ツイッター 140文字が世界を変える」
      コグレマサト, いしたにまさき:著
      毎日コミュニケーションズ…

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