日本での発売を待っていたiPad mini用キーボード「ロジクール ウルトラスリム キーボード ミニ」が先日発売されたので、早速買ってみました。今朝届いたので、簡単にレビューしてみたいと思います。
僕はiPad mini用キーボードとしては、MiniSuit NewYorkのApple iPad mini Bluetooth ワイヤレスキーボードも持っています。それとの比較も少し交えてお届けいたします。
■パッケージ
商品パッケージはこんな感じ。
中身は横に引き出します。ちょっとおしゃれな感じ。
■デザイン
キーボードを箱から取り出して、手にとってみた最初の印象は、非常に高級感があり、細部まできれいに作られているな、というものでした。
キートップには光沢がありキートップはつや消しに、キーの間に見えるベースの部分は光沢になっていて、きれいで使い良さそうな印象を与えます。
「非常に高級感があり、細部まできれいに作られている」という印象は、はiPad miniを最初に触ったときの印象と重なります。実際、このウルトラスリムキーボードミニは、iPad miniと組み合わせると、アップルが作った純正キーボードかと思わせるくらいしっくりとマッチします。
この高級感やiPad miniとのしっくり感は、MiniSuit NewYorkのキーボードにはないものですね。
さて、キーボードを使うときは、この溝にiPad miniを立てかけます。この溝にはマグネットが仕込まれているため、iPad miniを立てかけた時に少し安定感が増します。
立てかけるとこんな感じ。
キーボードを使い終わって収納するときには、この手前の可動部分をiPad miniのサイドの部分にマグネットで装着すると、キーボード自体がiPad miniのスクリーンを保護するカバーとなります。
このようにマグネットで固定します。
このようにカバーとしてパタンと閉じることができます。
パタン。
こちらはキーボードの裏面。アルミ製なので、iPad miniの裏面とほとんど同じような見た目です。
角の曲面の仕上げもiPad miniと同じような感じ。
このように、パタンと閉じて裏表を見ても、全く違和感なく、しっくりとマッチしています。本当に純正キーボードみたいな感じ。
開いて裏面を見ると、しっくり感がよく分かります。
このロジクールウルトラスリムキーボードは、このようにiPad miniとマッチするアルミ仕上げで、それが高級感を増している要因の一つですが、それでも非常に軽いです。重さは208g。ちなみにプラスチック製のMiniSuit NewYorkのキーボードの重さは235gです。
また薄さも特長の一つです。この写真はMiniSuit NewYorkのキーボード(左)とロジクールウルトラスリムキーボードミニ(右)の薄さの比較。ロジクールウルトラスリムキーボードミニの方が薄いのがお分かりいただけますね。
なお、縦横のサイズは、両者でそれほど大きな違いはありません。両方ともiPad miniのカバーとしても使えるように、iPad miniのサイズに合わせているからですね。
ただし、キーボードの配列は両者で異なります。ロジクールウルトラスリムキーボードミニで特徴的なのは、左端のキーです。TABキーがありません。また独立したCAPSロックキーもありません。でも僕は普段あまりこれらのキーを使わないので、問題なさそうです。
実際にこれらのキーボードを持ち歩くときは、iPad miniと組み合わせて持ち歩くよりも、iPad miniは普通のカバーやケースに入れて持ち歩き、キーボードが必要なときだけ別途カバンからキーボードを取り出して組み合わせて使う、というケースが多いように思います。電車の中でちょっとiPad miniを使いたい時に、キーボードが付いていると邪魔ですからね。
そのようにiPad miniとキーボードを別々に持ち運ぶとき、MiniSuit NewYorkのキーボードの場合、iPad miniを挟み込んで固定するクリップのギミック部分が飛び出しているため、若干かさばるという問題がありました。でもロジクールウルトラスリムキーボードミニの場合は、飛び出している部分がなく、全体がフラットで薄いので、かさばらずに持ち運びもしやすいというメリットがありそうです。
■使用感
実際にキーボードで文章を打ってみましたが、非常に打ちやすかったです。これなら長文を打つのにもストレスを感じることはなさそうです。
こうした小型キーボードは、サイズの制約から、左端や右端のキーを一部省いたり、通常とは別の位置に配置したりして、独自のキー配列にして全体のサイズを抑えようとします(前述のTABキー、CAPSキーのように)。その独自のキー配列が自分に合わないと、慣れるまで苦労を強いられるわけですが、このロジクールウルトラスリムキーボードミニについては、それほど違和感なく打つことができました。よく使う(その分問題となりやすい)EnterキーやDeleteキーの位置や大きさも問題ありませんでした。
また、キーボードですから、FnキーやCMDキーを使ったキーボードショートカットも使えます。もちろんカット・アンド・ペーストも可能です。長文を打つときには、文章自体の入力のしやすさも大切ですが、カーソルキーとショートカットを駆使したカット・アンド・ペーストのしやすさも非常に大切だと思います。文章を打ったあとには必ず校正が必要で、その段階ではカット・アンド・ペーストが必ず多用されますからね。この点はハードウェアキーボードが圧倒的にソフトウェアキーボードに比べて優れている点ですね。
このロジクールウルトラスリムキーボードミニのキーボードショートカットの一覧はこちら。マニュアルの該当ページです。
カット・アンド・ペーストなどは「Fn + X」、「Fn + V」と書いてありますが、一般的な「CMD + X」、「CMD + V」などでも普通に使えました。
やはりキーボードがあるとiPad miniでできること、できる作業が広がり、PCとの差が一層縮まりますね。
こうしてPowerPointで作ったプレゼンをKeynoteで開いてみたり、
Excelで作ったワークシートをNumbersで確認したりしてみると、本当にミニパソコンみたいな感じですね。
■総評
このロジクールウルトラスリムキーボードミニは、デザインの素晴らしさに加え、使用感もすばらしく、非常に満足度の高いキーボードだと思いました。
デザインの点では、iPad miniとのしっくり感が、重ね重ねすばらしいです。そして、モノとしての完成度から、手に持って触ったり眺めたりするだけでも満足感があります。いわゆるモノとしての持つ喜びのようなものを感じられます。しかも、持ち歩けるキーボードとして、使っても便利です。
この満足度で、価格は約8,000円(現時点のアマゾンでの価格)。MiniSuit NewYorkのキーボードは4,000円ですから、ちょうど倍ですね。
「iPad miniのキーボードに8,000円は高い!」という方もいらっしゃると思いますが、僕としては、十分に8,000円以上の満足度が得られたと思っています。
ということで、iPad miniのキーボードとしては、これがファイナルアンサーなのでは、と思っています。
「多少高くてもいいから、iPad mini用にいいキーボードが欲しい!」という方には、間違いなくオススメですよ。
色もホワイトとブラックがあります。お使いのiPad miniに合わせて選べますね!
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「それでも安いほうがいい!」という方のために、MiniSuit NewYorkのキーボードはこちら↓(笑)。
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P.S.この記事を書いた後に気づいたんですが、iPad miniにキーボードを付ければ、Numbers(表計算アプリ)を使って、これまでMacのExcelでやっていたのと同じように、視覚障害のリハビリができます!これで一層頻繁にリハビリに取り組めそうです!
【関連ブログ記事】 脳腫瘍摘出手術後の視覚障害の実際(視野障害・半側空間無視) : オーシャンブリッジ高山のブログ