退院後の体力・体重の回復には入院期間と同じ時間が必要？

ここのところブログで下記のように近況報告しています通り、最近になってようやく体重も増え、体力もつき、白血球数も安定してきました。
▼ようやく体重が増えてきた！／ビリーズブートキャンプの思い出（2014年07月22日）

昨年4月の白血病・悪性リンパ腫の発病前、僕の体重は59キロでした。身長は176センチなので元々痩せています。

昨年12月の退院時の体重は46キロ。

その後数ヶ月の間、51キロ台をウロウロしていました。体脂肪率は、計測不能な5%未満。最初は家の体脂肪計が壊れているのかと思いました。

しかし！
ここ数週間で、ついに体重が横ばいから増加傾向に転じました！
昨日、体脂肪計に乗ってみたら、体重は55.0キロ、体脂肪率は8.7%に増えていました！

▼いよいよ維持療法がスタート！白血球数が安定（2014年07月23日）

ということで、「白血球数が3,000以上を維持できているか？」が最大のポイントだった今日の診察。

結果は・・・3,200でした！
よって、ようやく維持療法に入ることができることとなりました。

▼2年ぶりに電車で帰省、お墓参りや同窓会など（2014年08月18日）

しばらく前までは、「今年もまだ体力的には帰省は無理かな」と思っていたのですが、ここ最近、体重も増え、体力も回復しているのを実感できていたため、「お盆に開催される伊那北高校の同窓会に参加したいなあ」という話を家内にしたところ、「じゃあ、一人で行くのは心配だから、3人で行こう」と言ってくれたので、家族で行ってきました。

みんな、僕の顔を見るなり、「思ったより全然元気じゃん！」とビックリしていました。僕がマスクでもして、よろよろと登場し、しゃべりも弱々しいんじゃないかと想像していたようです。残念でした（笑）。もう一見、普通の健康な人と変わりませんよ（笑）。

同窓会は予想通りに盛り上がり、結局僕も一次会の居酒屋から二次会のバー、そして三次会のラーメンまで、先発フル出場しました（笑）。実家に戻ったのは2時過ぎです（笑）。

昨年、虎の門病院に入院したのが5月13日、退院したのが12月19日。入院期間は7ヶ月ちょっとでした。
退院後、体重がある程度戻り、ずっと低かった白血球数が増えて安定し維持療法が開始できるまでにかかった期間も、上記の通り、ちょうど退院から7ヶ月ほどでした。
なかなか体重が増えず、体力の回復も遅かった時期には、家内に

もうこれ以上回復する気がしない。もうずっとこのままかも

と泣き言を言ったりしていたんですが、その度に家内からは

7ヶ月も入院して強い抗がん剤治療を受けてたんだから、回復するには少なくとも同じくらいの時間がかかるよ

と慰められていました。今となってみると、家内の言うことが正しかったことになります。さすが、人生の半分以上をともにしているだけあって、僕のことをよく分かってる！
とはいえ、まだまだ入院前の状態には及びません。体重は入院前よりまだ4〜5キロ少ないです（入院前 59キロ、現在 55キロ）。体力的にも、特に外出日が続くと、その後数日ダウンしてしまったりもします。
でも、体力に関しては「病気のせいだけではなく、お互いに歳のせいもあるよね（笑）」という同級生の意見もありますし、体重はここまで来たらやたらに増えればいいというものでもないので、筋トレやウォーキングなどをしつつ、焦らず回復させていければと思います。
あえて他にも挙げていくと、相変わらず帯状疱疹後神経痛は痛いし、左のお尻から足先までのしびれ（仙骨部にあった腫瘍による神経損傷）は疲れると強まるし、足裏のしびれ（抗がん剤オンコビンの副作用）も残っているし、視野左下の視覚障害も残っているし（脳腫瘍摘出手術の後遺症）、まあいろいろと元通りではない点はあります。
でも僕の場合、今こうして元気に回復して、脳腫瘍も白血病・悪性リンパ腫も再発せずに生きているだけでも、奇跡的なことです。
家族3人で一緒に生活できるだけでも、本当にありがたく、本当に幸せなことです。毎日、この幸せを噛み締めながら生きています。
そして、この状況を支えてくれている家族や社員、病院の先生や看護師さんたちには改めて感謝しています。ありがとうございます。