入院中2度目の外泊で自宅へ/焼肉とスクランブルエッグ/良性発作性頭位めまい症:白血病・悪性リンパ腫闘病記(46)

前回の闘病記からの続きです。
2回目の外泊時の焼肉


◼︎2013年7月5日(金)。入院54日目。抗がん剤治療開始から46日目。(続き)
この日の夕方、この入院中2回目の外泊で、自宅に戻りました。1回目の外泊の際は、身体は疲れがちだったものの、家内のおいしい手料理かわいい娘に大変癒され、元気が出ました。
今回もタクシーに乗り自宅へ。荷物を置いて家内と二人で保育園に娘をお迎えに行きました。例によって、娘にとってはサプライズのお迎え。保育園の玄関に立つ僕の顔を見つけた娘の笑顔と喜びようと言ったら・・・言葉になりません。
久しぶりの三人での夕飯もおいしく楽しかったです。
2回目の外泊時の夕飯
◼︎2013年7月6日(土)。入院55日目。抗がん剤治療開始から47日目。
この日、トイレでふらっとして倒れそうになり、壁に寄りかかって身体を支えました。ベッドやソファで横になっている時にも、頭を動かすと視界が回転するような感覚になります。
ネットで調べてみたら、恐らく「良性発作性頭位めまい症」という症状でした。
▼良性発作性頭位めまい症 原因と症状

この耳石が何かの拍子に剥がれ落ち、三半規管の管状の中に入り込んでしまうことで、頭位を動かすだけで激しいめまいが起きるようになってしまいます。これが良性発作性頭位めまい症の原因です。

良性発作性頭位めまい症の症状は回転性の激しいめまいです。
特徴として、頭位を変えると2秒ほどしてから目眩が徐々に始まり症状が強くなります。同じ頭位のままでいると目眩が徐々に治まってきます。

僕の場合は、しばらく前に意識を失って倒れて頭を打ったことで、耳石が剥がれて三半規管の中に入ってしまい、起こったようです。
このサイトには、自分で治す体操のような方法もありました。エプリ−法というようです。早速動画を見てやってみました。
▼良性発作性頭位めまい症 治療とエプリー法
すると、症状は見事に治まりました。最初は脳に何か損傷があったのかと思ったので、安心しました。
この日の夕飯は焼肉にしてくれました。もちろん、久しぶりです。家内が近所のおいしいお肉屋さんからいい肉を買ってきてくれました。
入院中の外泊時の焼肉
娘は「パーティーだ!」と喜んでいました。三人で食べる焼肉はおいしかったです。
◼︎2013年7月7日(日)。入院56日目。抗がん剤治療開始から48日目。
これで外泊は最終日です。
この日の朝ごはんは、娘が家内と一緒にスクランブルエッグを作ってくれました。
卵を割ってかき混ぜて・・・
卵を割りかき混ぜる娘
家内がフライパンで炒めて完成です。
スクランブルエッグが完成
二人で作ってくれたスクランブルエッグはおいしかったです。
この日の夕方、またタクシーに乗って、病院に行きました。家内と娘も付き添ってくれました。楽しい自宅での外泊から病院に戻るのは辛く寂しいものです。
今回の外泊では、娘から何度か、このようなリクエストをもらいました。

パパが毎日、保育園にお迎えに来てくれるといいな!

パパ、病院から帰って来たら、また保育園にお迎えに来てくれる?

僕がお迎えに行ったのが、本当にうれしかったようです。
もちろんその都度、僕は

いいよ、パパお迎えに行くよ

と答えました。お迎えに行っただけでこんなに喜んでもらえて、僕も非常にうれしかったです。
退院した今、このときの約束を守って、できるだけ家内と一緒にお迎えに行くようにしています。

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