久しぶりの外泊/入院していても娘にとっては父親:白血病・悪性リンパ腫闘病記(75)

前回の闘病記からの続きです。
入院中の久しぶりの外泊での家族での夕飯。チキンのグリル、グラタンなど。


◼︎2013年9月20日(金)。入院131日目。抗がん剤治療開始から123日目。
この日、ついに外泊許可が出て久しぶりに自宅に帰ることができました。前回の外泊から1ヶ月ちょっとぶりです。発熱腎機能の数値の悪化で、抗がん剤治療とともに延期になっていました。
夕方、家内に迎えに来てもらって、タクシーで帰宅しました。久しぶりに帰ってきて、

やっぱり家は静かでいいなあ。病院のように、点滴の電子音も、他の患者さんの咳払いも、廊下を疾走する看護師さんのカートの音もない。

と当たり前のありがたさを実感しました。
夜は久しぶりに家族三人で夕飯を食べました。チキンのグリル、グラタンなどでした。やはり家で家族三人で一緒に食べる家内の手料理は、病室で一人で食べる病院食とは比べもののならないくらいおいしかったです。
◼︎2013年9月21日(土)。入院132日目。抗がん剤治療開始から124日目。
この日は、病院で視聴するためのDVDやCDを取り込んだり、家内や娘と動画を見たり、ジャズを聴いたりして、久しぶりに家族で楽しい休日を過ごせました。
夕飯はハンバーグでした。
入院中の久しぶりの外泊での家族での夕飯。ハンバーグ。
◼︎2013年9月22日(日)。入院133日目。抗がん剤治療開始から125日目。
いつもの外泊であれば、この日、日曜日の夕方には病院に戻らねばならないのですが、この週末は月曜日まで三連休ということで、もう1日家にいることができました。
ただ、久しぶりの外泊で疲れが出たのか、この日の日中は眠くてソファでほとんど寝ていました。娘とあまり遊んであげられず、かわいそうなことをしました。
夕飯は中華でした。
入院中の久しぶりの外泊での家族での夕飯。中華。
◼︎2013年9月23日(月)。入院134日目。抗がん剤治療開始から126日目。
楽しかった外泊も、いよいよ最終日です。
この日の昼間、娘がががんばっておトイレができました。それを見て、僕は「がんばったね。偉いよ!」と娘を褒めてあげました。その後、娘は家内に「パパが、がんばったねって言ってくれたよ!」と報告していました。「家を離れて病院で寝ていても、娘にとっては僕は父親なんだなあ」と妙に感慨深く思ったのを今でも覚えています。
この時の外泊は、ソファで寝ていた時間が多かったはずなのですが、妙に疲れました。特に脚が疲れました。やはり病院でのベッド上の生活と異なり、家で日常生活を送るだけでも、階段の上り下りや、床や畳に座った状態からの立ち上がりなど、病院ではあまりない脚力の使い方をする機会が多いのだと感じました。また同時に、長い入院生活で、家で日常生活を送るのも大変なほど、脚力が衰えているということも実感しました。
家を出る前に、おやつを食べました。地元のケーキ屋さん、パティスリーヴェルプレさんの焼きドーナツです。娘も大好きです。
外泊から病院に戻る前のおやつ。パティスリーヴェルプレさんの焼きドーナツ。
夕方、タクシーを呼んで家を出ました。家内と娘もついてきてくれました。
やはり居心地がよく楽しかった家を出る時は、いつものように辛かったです。特に、娘と家内と離れた入院生活に戻るのを辛く思いました。
でもタクシーの中で、家内が「早く治療を受ければ、それだけ早く治って家に帰って来られるということだよ」と言ってくれました。勇気付けられました。

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