抗がん剤治療Hyper-CVAD/MA療法の5コース目がスタート、治療も後半戦に／スピリチュアル系：白血病・悪性リンパ腫闘病記(76)

◼︎2013年9月24日（火）。入院135日目。抗がん剤治療開始から127日目。
久しぶりの外泊が終わって翌朝。
MY先生からはこのような話がありました。

今日の採血結果がよければ、明日から抗がん剤治療（Hyper-CVAD/MA療法）の次のコースを始めましょう。

外泊同様、腎機能の低下や発熱で延期になっていた化学療法もようやく再開です。
この日は午後、母と家内がお見舞いに来てくれましたが、自分は眠ってしまって、ほとんど話ができませんでした。前日、自宅での外泊最後の日に、昼間ソファで寝たために夜病院で眠れなくなり、寝不足になったのが原因です。二人とも、わざわざお見舞いに来てくれたのに、申し訳ないことをした、と思いました。
◼︎2013年9月25日（水）。入院136日目。抗がん剤治療開始から128日目。
この日は朝、MY先生が来て、CVカテーテルを首に入れてもらいました。
その後、同じくMY先生に腰椎穿刺と髄注もしてもらいました。
午後、アメリカに駐在している大学時代の先輩が、日本出張の合間にお見舞いに来てくれました。忙しい出張日程の中、わざわざ重いカリフォルニアワインまで持って駆けつけてくださり、ありがたく思いました。
夜は母が買ってきてくれた親子丼を食べました。

◼︎2013年9月26日（木）。入院137日目。抗がん剤治療開始から129日目。
この日、抗がん剤治療（Hyper-CVAD/MA療法）の5コース目（全8コース予定）のHyper-CVAD療法の点滴が始まりました。いよいよ治療も後半戦です。
Hyper-CVAD療法のコースは3回目です（MA療法のコースと交互に実施）。初回の時はひどい便秘で口からものが食べられなくなり苦しい思いをしました。あの時の悪夢を繰り返さないために、下剤等を使って何とか胃腸への副作用をコントロールしようと思って臨みました。
午前中に、まずは吐き気止めのグラニセトロンから点滴開始。
30分で終了後、抗がん剤のエンドキサンの点滴がスタート。こちらは2時間です。
午後はステロイド剤のデキサートの点滴。
さらに夜10時から、午前中と同様にグラニセトロンとエンドキサンを点滴しました。
この日の病院食のランチは、珍しくカレーでした。点滴の合間に食べました。

午後、家内がお見舞いに来てくれました。差し入れに持ってきてくれたセブンカフェのコーヒーを一緒に飲みました。（冒頭写真）
◼︎2013年9月27日（金）。入院138日目。抗がん剤治療開始から130日目。
この日も抗がん剤の点滴は前日同様、グラニセトロン、エンドキサン、デキサートでした。
この頃は精神世界系（いわゆるスピリチュアル系）の本をたくさん読んでいました。そこから考えた、自分が2回もがんになった理由や、自分の中のエゴ、間違った思い込みなどについて、お見舞いに来てくれた家内と話しました。こういう話にしっかり付き合ってくれる家内には精神的にも助けられました。
◼︎2013年9月28日（土）。入院139日目。抗がん剤治療開始から131日目。
この日も抗がん剤は前日と同様でした。
朝、病室に来た看護師のKさんから、こんな話を聞いて驚きました。

私も12年前、15歳の頃に、白血病で半年間入院していました。化学療法だけで治って退院しました。

高山さんも化学療法だけで治す方針とお聞きしました。先進的な取り組みですし、これからの患者さんの希望にもなると思います。高山さん自身の「絶対に治す」という気持ちも本当に大切だと思います。

抗がん剤治療の残り半分もがんばりましょうね。

まさか日々お世話になっている看護師さんが白血病経験者だとは思いませんでした。その看護師さんに勇気付けられて、残りの治療もがんばろうと思いました。
この日は土曜日だったので家内が娘も連れてお見舞いに来てくれました。久しぶりに娘に会えて楽しい時間を過ごせました。