前回の闘病記からの続きです。
◼︎2013年10月4日（金）。入院145日目。抗がん剤治療開始から137日目。
この日も前日に引き続き朝から38.6度の発熱。解熱剤のカロナールを飲みました。
担当医のMY先生に話したところ、恐らくCVカテーテルの刺入部からの感染による発熱だろうということで、この日、CVカテーテルを抜いてもらうことになりました。
また、顔に皮疹がたくさんできていたため、皮膚科に紹介状を書いてもらって受診してきました。結果は毛包炎とのこと。しばらくは抗生剤が効くか様子を見るとのこと。翌週再度受診することになりました。
◼︎2013年10月5日（土）。入院146日目。抗がん剤治療開始から138日目。
この日も朝から 37.6度の発熱でカロナールを服用。
この日は土曜日だったため、家内が娘を連れて雨の中お見舞いに来てくれました。
ただ、抗がん剤の副作用で白血球が減る時期で、白血球数が1000を切り600だったため、感染のリスクを考え病室には入れず、ロビーでの面会となりました。時間も短めにしました。
娘は、肩の予防接種の跡の絆創膏を見せながら、
注射を打っても泣かなかったよ！注射を見てただけだったよ！
と教えてくれました。僕は、「偉いなあ！強いなあ！」と褒めてあげました。
この日、白血球数が1000を切ったため、病室にアイソレーターが設置されました。ベッド脇というか頭側に設置する、僕の身長ほどもある巨大な空気清浄機です。頭の方に設置するのでちょっとうるさかったりするのですが、無菌状態を保ち、感染を予防するためには仕方ありません。
この日も、足の筋肉を落とさないために、寝る前に病棟の廊下を数往復してから寝ました。感染が怖いのでマスクをして歩きました。
白血球が少ない時期にあえて病室を出ることには感染のリスクもあったのですが、それ以上に、足の筋肉が衰え、左足の痛みや痺れが強くなることの方を恐れていました。
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高山さん、こんばんは。
お嬢さんは、パパが闘病で頑張っている姿をみて、子供心に「自分も頑張らなくちゃ」と感じ、「注射を打っても泣かなかったよ！注射を見てただけだったよ！」と高山さんに伝えたのだと思います。
藤巻さん、
そうですね、娘と家内には本当に心配をかけました。真夏の猛暑日に、ベビーカーにたくさんのペットボトルや弁当の入っ重いコンビニ袋を提げて、電車を乗り継いで病院まで汗だくで来てくれ、ビニールのガウンとマスクをして無菌病棟に入り、汗でガウンをTシャツや腕に貼り付けながら、保育園などの話をしてくれました。家では二人で相当寂しかったようです。
娘は昨晩も「パパ、もう絶対に入院しないでね。ママと二人で寂しかったから」と僕に言いました。
もう僕は再発もしませんし他の病気にもなりませんし入院もしません。