前回の闘病記からの続きです。
◼︎2013年10月7日(月)。入院148日目。抗がん剤治療開始から140日目。
このは一日、比較的調子が良かったです。
引き続き下痢はあるものの、腹痛はなく、食欲もありました。背中の帯状疱疹の痛みも相変わらずありましたが、少しは和らいできているような気がしました。
この日は家内がお見舞いに来てくれて、いろいろな話をしました。このころ、抗がん剤の副作用で抜けていた髪の毛が少しずつ生え始めていて、そんな話などもしました。娘と選んだというミッキーマウスの長袖Tシャツを持ってきてくれたので、早速着替えました。
この日も廊下を7往復しました。
夜になって、輸血をしました。抗がん剤の副作用でヘモグロビンの値がが7以下に下がってしまったためです。相変わらず輸血はすごい赤色だなあと思いました。
◼︎2013年10月8日(火)。入院149日目。抗がん剤治療開始から141日目。
前日の夜、遅くまで本を読んでいたのですが、この日も体調は比較的よかったです。下痢も少しずつ治ってきました。
ただ、やはり抗がん剤の副作用で口の中、特に歯茎が一部痛く、食後の歯磨きでは少し出血もありました。
このころは、代替療法系の本や、スピリチュアル系(精神世界系)の本をよく読んでいました。
朝、ベッドの周りに積んであるそうした本を整理していたら、担当医のMY先生が回診に来ました。僕は、こんな話をしました。
先生に長い時間議論にお付き合いいただいたお陰で、治療方針については迷いがなくなりました。だからその時点から、病気の関係の本や論文を読むのはやめました。
退院後は再発させないために、維持療法だけでなく、自分の努力も必要になってくると思っています。代替療法でも使えそうなものは選択して使っていこうと思います。例えプラセボでも、効果があるなら試してみる価値はあるかと思います。ただ、通販の高額な健康食品などには手を出すつもりはありませんが(笑)。
病気に対する気持ちの持ち方も大切だと思っています。「思考は現実化する」というのは、これまでの経験上もあると思いますので。
そんな話をしたら、MY先生はこうおっしゃいました。
病気をすると、周囲からその弱みにつけ込まれることもあるので注意が必要です。でも高山さんならきっと大丈夫だと思います。
恐らく先生の患者さんでも、高額な健康食品などにお金を使っている方もいるのかもしれません。自分はしっかり有効性を見極めていこうと思いました。
この日は家内が仕事の昼休みにサンマルクカフェのチョコクロを持って来てくれました。忙しいのに顔を出してくれてうれしかったです。チョコクロは夕飯にいただきました。
この日は廊下を8往復しました。
私も弱みにつけ込まれましたよ。
大丈夫というか、「けっ」って感じですけどね。
引っ掛からない人は引っ掛からないのだ。
僕も引っかからないのだ(笑)