オーシャンブリッジスタッフの結婚式で乾杯のご挨拶/家族で困難を乗り越える

先日のシルバーウィーク中に、オーシャンブリッジのスタッフのSさんの結婚式に参加させていただきました。
Sさん結婚式


新婦のSさんは昨年の12月に入社し、経営管理部の一員として、総務関連業務や海外パートナー(イギリス、スロベニア等)との受発注業務などを担当しています。いつもちゃきちゃきと手際よく、かつ明るくポジティブに、スタッフ全員が働きやすい環境を実現しようとがんばってくれています。
僕は先週までは高熱で体調に不安もあったのですが、その後、抗がん剤を中断したことなどもあって、何とか体調も回復し、無事に参列してくることができました。
披露宴では、新婦の来賓の代表として乾杯のご挨拶をさせていただきました。
これから人生をともに歩んでいく新郎新婦のお二人に、自分にしかできない話ができればと思い、Sさんの会社での働きぶりを紹介させていただいた後、以下のようなスピーチをさせていただきました。
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結婚生活には、楽しいことももちろんたくさんありますが、苦しいこと、辛いこともあります。
自分自身の17年前の結婚式のことを思い出します。結婚の3年後にオーシャンブリッジを設立しました。起業後は山あり谷ありでした。家内には会社のことでたくさん心配をかけました。
その後、今から4年前の40歳のとき、脳腫瘍が見つかり、手術を受けました。その2年後、42歳のときには、白血病が見つかり、7ヶ月間入院して抗がん剤治療を受けました。脳腫瘍は5年生存率25%、白血病は5年生存率40%と言われました。
でも、家族の支えがあったからこそ、今、こうして生きています。今日、こうして結婚式にも参加できています。
入院中は、いつも家内は娘をベビーカーに載せて、猛暑の中、病院にお見舞いに来てくれました。汗をかいた体に、無菌病棟に入るためのガウンとマスクを身につけ、さらに汗をかきながら、2人で病室まで来てくれました。せっかくお見舞いに来てくれても、僕の体調が悪く娘には会えないこともありました。でも、いつも2人で常に僕を励ましてくれました。精神的にも肉体的にも助けられました。
家内と娘の支えがなければ、とても2回のがん闘病を乗り越えることはできませんでした。家族がいなければ、文字通りの意味で、僕はもうこの世にいなかったと思います。
長い人生の中では、結婚した時には予想もしなかったようなことも起こります。でも、結婚式のこの日にお互いを大切に思っている気持ちを、これからもずっと忘れずに持ち続ければ、どんなことが起こっても、必ず、2人で乗り越えていくことができます。お互いに支え合う気持ちをずっと忘れずにいれば、乗り越えられない困難はありません。
これからの人生を、2人で支えあって生きていくことで、楽しいことは何倍にもなります。そして苦しいことは必ず乗り越えられます。
お2人が今日の気持ちを忘れずに、ともに支え合い、お互いを思いやって、幸せな人生を送られることを、心から願っております。
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Sさん、ご結婚本当におめでとう!ご主人と末永くお幸せに!!!
Sさん結婚式
Sさん結婚式
Sさん結婚式
Sさん結婚式
(写真は全てFUJIFILM X-T10 & XF23mm F1.4)

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