卒園式と別れの涙

昨日は娘の保育園の卒園式でした。
卒園式の日の桜


壇の上で大きな声で歌を歌う娘を見ていると、これまでのことが思い起こされ、涙が出てしまいました。
小さく生まれた日のこと。
自分が入院することで、脳腫瘍になった僕を海外出張から呼び戻してくれたこと。
僕が入院中、突然保育園にお迎えに行ったらものすごい喜びようだったこと。
入院中、保育園の園長先生が金比羅宮の御札とお手紙をくださったこと。
本当にすばらしい保育園でした。娘が通った5年間の間、僕が2回も長期入院してしまったため、娘のことだけではなく僕のことまで心配してくださいました。家族一同、本当にお世話になりました。
卒園式を終え、一緒に卒園したおともだち家族との懇親会に参加し、帰宅して、おともだちと一緒に夕飯を食べてお風呂に入り、そろそろ寝ようか、というとき。
娘は、ソファの上でさめざめと泣いていました。
「どうしたの?」と聞くと、

「明日から保育園に行けなくて寂しい。おともだちと会えなくなって寂しい」

と言います。
「でも、同じ小学校や学童保育に行くおともだちもたくさんいるでしょ?」と聞くと、

「でも◯◯ちゃんとは小学校も駅も別だしもう会えない。電話番号も知らないし。あんなに仲良しだったのに・・・」

それを聞いて「そうだよね。でもそういうお別れのときが来るのも、●●が大きくなってるってことだよ」と言ったら、

「でも●●ちゃん、106センチしかないよ」

これを聞いて少し笑ってしまいました。
でも子どもは子どもなりに別れの寂しさを乗り越えようとしているんですね。
一晩明けて今日の朝。
娘は家内とともに、初めての学童保育に向かって元気に出掛けて行きました。

「□□ちゃんと遊ぶ約束してるんだ!」

と言いながら。
もうすぐ入学式。
新しい環境でも、いいおともだちがたくさんできますように!

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