アメリカのメンターからの励ましがバルセロナの大逆転劇とつながった

僕が創業したオーシャンブリッジは、海外のベンチャー企業が開発したソフトウェアを日本語に翻訳し、日本企業に販売しています。よって海外のソフトウェア企業といろいろ取引があるわけですが、そのうちの最も古株が、アメリカのInformative Graphics社(IGC)です(現在はOpen Text社が買収)。
ベットのテーブル上のバルセロナマグカップ


IGCとは、僕が2001年にオーシャンブリッジを創業する前からの付き合いです。もう18年ほどでしょうか。そのため、同社創業者のGary Heath(ゲイリー・ヒース)とは、ビジネスを超えた付き合いを今でも続けています。ビジネスの大先輩であると同時に、僕の人生のメンターです。これまでも人生のポイントポイントで、僕や僕の家内に適切なアドバイスを与えてくれました。
そのGaryに、今回の3回目のがん、急性骨髄性白血病のことを伝えました。彼はこれまでも僕ががんで入院すると、励ましのメッセージや、アメリカの最新の分子標的薬の情報などを送ってくれ、来日時は病院までお見舞いに来てくれました。いつも彼の言葉には非常に勇気付けられました。
そして、今回彼が送ってくれたメッセージには、ある偶然の一致がありました。彼はメールの最後の方で、こんな言葉をくれました。

Stay strong my friend and if there is anyone that will get through it – it is you!
【高山訳】強くあれ、友よ。もしこの世にこの状況を切り抜けられる者がいるとすれば、それは君だ!

「最近どこかで見たような表現だな・・・」と思案しているうちに、思い出しました。先日のバルサの奇跡的な大逆転劇です。
▼誰もが無理だと言った奇跡の大逆転に勇気付けられた|オーシャンブリッジ高山のブログ
このサッカーのバルセロナの大逆転劇の前に、かつて選手として、そして監督としてバルセロナの黄金期を築いたペップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ監督)が、バルセロナがパリ・サンジェルマン(PSG)とのファーストレグに0-4で大敗したことについて問われたとき、「まだ90分間が残っており、どんなことも起こる可能性がある」という言葉に続け、このように言っていました。

やれるチームがあるとすればバルサだ。

ペップ、将来のバルサ復帰を否定。「絶対にない。あそこでの時間は終わった」 (フットボールチャンネル) – Yahoo!ニュース
Garyの「もしこの世にこの状況を切り抜けられる者がいるとすれば、それは君だ!」という言葉を読んで、ペップ・グアルディオラの「やれるチームがあるとすればバルサだ。」という言葉を思い出してしまいました。
今回の急性骨髄性白血病の発症にはこれまでの2回のがん以上にショックを受けています。これまで以上に厳しい治療になります。
でも、このバルサの大逆転劇には本当に勇気づけられました。生存率なんて関係ないと思えました。
そして、長年の友でありメンターである、Garyから届いた励ましの言葉に、そのバルサの大逆転を予見するグアルディオラの言葉と同じ強さ、そして不思議な一致を感じました。
もちろん一患者である僕一人と世界的なサッカーチームであるバルセロナとは比べようもありません。
でも、ペップが言った通りにバルサが大逆転したように、Garyが言った通り、僕もこの急性骨髄性白血病を乗り越えます。絶対に。

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