患者に対する周囲の勝手な期待と、理解されない患者の苦労

昨日、こんなブログ記事を書きました。
▼ギリギリの毎日を生き切る
これを書いた意味は、一つには「こう見えて、僕も大変なんですよ!」と言いたかった、というのも正直なところあるのですが(笑)、もう一つは、病気をした人は、多かれ少なかれこういう経験をしたり、こういう思いをしたりしているんじゃないかなあ、と思ったからでもあります。

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ギリギリの毎日を生き切る

先日、NTT東日本関東病院に行く際、目黒駅からタクシーに乗りました。タクシーに乗って行き先を告げると、運転手さんが「お見舞いですか?」と言いました。「いえ、自分が・・・」と答えたら、運転手さんは「え、ご自分ですか?どこも病気に見えないですね・・・」と言いました。
別の日のこと。家族で近所を歩いている時、偶然、学生時代の友人に会いました。Facebook上で僕の投稿を見てくれていた彼は、僕の顔を見て、「痩せたけど、意外と元気そうだね」と言いました。

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「みんなの家庭の医学」(テレビ朝日)に女子医大の丸山隆志先生が脳腫瘍手術の名医として登場

先日テレビ朝日で放映されたたけしの「みんなの家庭の医学」の「私なら治せる!奇跡の手術で患者を救う名医SP」という番組に、東京女子医科大学 脳神経外科の丸山隆志先生が登場されました。グリオーマ(脳腫瘍)摘出手術の名医として番組冒頭に取り上げられ、実際の覚醒下手術の様子も放映されました。
番組の概要は下記の番組ホームページをご覧ください。
http://asahi.co.jp/hospital/onair/130423.html

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日経ビジネス「あなたを救う病院」に僕の脳腫瘍体験談が掲載。東京女子医大 村垣教授との写真も。

先日発行された日経ビジネスの最新号(2013.4.1号)の特集記事「あなたを救う病院」に、僕のインタビュー記事が掲載されています。P.40〜41の「大手術の経験者が独白 〜 社長が頼った病院」という記事です。
日経ビジネス 2013.4.1号「あなたを救う病院」に女子医大の村垣先生と僕が登場

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2012年度が終了し、一年間の自分の回復を実感する

オーシャンブリッジは3月決算です。そのため昨日で実質的に2012年度が終了いたしました。
経営管理部長のヤティの超スピーディな決算業務による決算速報値によると、お陰さまで二桁の増収増益となり、売上は過去最高となりました。

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本当に「思考は現実化する」から気をつけたほうがいいという話(実話)

よく「思考は現実化する」とか「思い続ければ願いは叶う」とかいいますが、それは本当なので、安易な願いには気をつけたほうがいいですよ、という僕の体験談です。

実を言うと、僕はしばらく前から、「入院」というものにそこはかとない憧れをいだいていました。

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MRI検査の画像に衝撃を受ける

今週火曜日は、毎月の診察で、東京女子医科大学病院に行ってきました。
今回は脳神経外科、放射線腫瘍科の診察に加え、2ヶ月に一度のMRI検査も受けて来ました。
お陰さまで、検査結果には問題なく、再発の兆候は全く見られませんでした。
それはそれでもちろんよかったのですが、今回MRIの画像を見て、改めて驚いてしまいました。こちらのMRI画像です。
MRI検査画像(グリオーマ摘出手術後)

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死の輪郭

一年半前に脳腫瘍が見つかってから、死というものが、いずれ自分自身に実際に起こるものとして認識されるようになりました。
それまでももちろん、「人はいずれ死ぬ」ということを、頭で観念的には理解していました。でも、それを自分に引き寄せて、自分の身に実際に起こることとして捉えることはありませんでした。

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