入院初日の晩はあまりよく眠れませんでした。
僕は今回の病気に際して、自分でできる治癒への取り組みとして、メディテーション(瞑想)などを活用したイメージ療法に取り組んでみようと思っていました。メディテーションでストレスを和らげて、自己治癒力、免疫力を高め、がんを克服するという考え方です(詳しくはまた別途このブログに書くつもりです)。
そのためにiTunes Storeで、メディテーションやヒーリングのための波の音や小川のせせらぎの音、雨の音などを買って、iPhoneにダウンロードしてありました。そうした音をイヤフォンで聞きながら、なんとか眠ろうと努めたんですが、それでもなかなか眠れませんでした。
病気(脳腫瘍・グリオーマ)
女子医大病院に入院。大部屋を選んだ理由など(経緯6)
6月27日(月)に東京女子医科大学病院に入院しました。
当日は渋谷まで東横線で行き、渋谷駅からタクシーで病院に行きました。奥さんと娘が一緒に来てくれました。
入院の受付時間である午前10時の10分前には病院に着きました。まず窓口に行って入院の手続きを済ませ、その後、入院病棟の病室に入る前に、眼科に行きました。この日10時から眼科の診察の予約が入っていたためです。僕の場合、視覚を司る後頭葉に腫瘍があり、自覚症状としても視覚障害(目を酷使すると視野の左側がゆがむ症状)が起きていたため、手術の前に念のため目も詳しく検査しておく必要があったようです。
入院直前の日々〜Namak Cafeや、病名を伏せた理由など(経緯5)
一泊二日の岐阜でのPET検査から帰ってきた日の夜は、いつもお世話になっている地元のNamak Cafe(ナマックカフェ)に家族で行きました。座敷席があるので、小さい子供が一緒でも大丈夫なのです。
この日も家族3人で、おいしいカバーブやレッドカレーをいただきました。食事の後、奥さんと娘は先に家に帰りましたが、僕は一人でカウンターに残りました。芋焼酎を飲みながら、マスターのシンさんといろいろ話をしてから帰りました。
家族3人で岐阜に検査旅行(経緯4)
女子医大での初めての診察から2日後の6月23日(木)に再度、女子医大に行きました。予定通り、自己血の採血をしました。
手術の時、何かあって大量に出血してしまったら輸血をすることになりますが、この輸血を自分の血液で行えるように、事前に採血しておくというものです。ただ、僕の場合、手術中に特に大量に出血することもなく、結果的にはこの血液は使わなかったと、術後に主治医の先生からお聞きしました。
女子医大の脳神経外科で、悪性脳腫瘍との診断を受ける(経緯3)
6月21日(火)に初めて東京女子医科大学に行きました。脳神経外科の外来診察です。
予約時間は14時だったのですが、さすがに脳腫瘍では日本一の女子医大だけあり、かなり待つことになりました。予約してもらっていたYM先生の診察があまりにも立て込んでいるため、YM先生の診察に先立って若い先生の診察が予診的に入りました。その先生にはこれまでの経緯や現在の状況などを聞かれました。その後また診察室の前のベンチでしばらく待ち、ようやくYM先生の診察室に呼ばれました。
脳腫瘍が見付かってから女子医大を選ぶまで(経緯2)
前回のブログ更新から少し時間が空いてしまいました。
今年の6月13日(月)に、病院で先生から「脳に腫瘍がありますね」と言われたときには、さすがに驚きました。頭に何か問題はあるだろうと思っていましたが、まさか脳腫瘍だとは思いませんでした。もしこの腫瘍が悪性であれば、それはがんということです。
脳腫瘍が見付かるまで(経緯1)
脳腫瘍の兆候は、実はもう2年半ほど前からありました。
その頃から、PC作業等で目を酷使すると、視野の左側の方がゆがむという症状が出るようになりました。その症状自体は発作的なもので、30分ほどすると治まります。発生する頻度は2〜3週間に一回程度だったでしょうか。気になったので、オフィス近くの目医者さんに行きました。その時の様子が当時のブログにもあります。