前回の闘病記からの続きです。
2013年5月24日(金)。入院12日目。抗がん剤治療開始から4日目。
この頃から少しずつ抗がん剤の副作用が出てきました。倦怠感や頭痛のため、ベッドに横になって、イヤホンで小野リサのボサノバなどを聞いていました。そうすると少し楽になったような気がしました。
この日の治療は、吐き気止めのグラニセトロンの点滴の後に、どぎついオレンジ色をした抗がん剤のドキソルビシンの点滴を24時間。
病気(悪性リンパ腫・急性リンパ性白血病)
去年と違う、幸せな誕生日。43歳になりました。
昨日、5月6日に誕生日を迎えまして、お陰さまで無事に43歳になりました。
このゴールデンウイークは、家族や周りの人に、たくさんお祝いしてもらいました。
去年のゴールデンウイークは、がんセンターでの生検の結果が出るのを待っていたため、ずっと不安な気持ちで過ごしていました。自分は一体何の病気なのか、入院することになるのか、手術も必要なのか、それとも抗がん剤か、治療期間はどれくらいか、そして、そもそも生きていられるのか。
とても誕生日を祝ったり、連休を楽しんだりという気持ちの余裕はなく、生検の結果はどうあれ、いずれにせよ入院することになるだろうとの予想から、入院の準備などをして過ごしていました。
でも今年のゴールデンウイークは、楽しく家族で過ごすことができ、しかも何回も誕生日をお祝いしてもらいました。
まずは、いつもお世話になっているNamak Cafe(ナマックカフェ)でのお祝い。
家内、娘はもちろん、マスターのシンさんも、サプライズのバースデーケーキなどを用意してお祝いしてくれました。
寛解後の維持療法・強化療法について担当医と相談/5年生存率は6〜7割?
昨日、虎の門病院に行き、入院中に大変お世話になった担当医のMY先生に退院後初めてお会いしてきました。
退院後の外来診察は全て主治医のGY先生に診ていただいていたので、MY先生とお会いするのは4ヶ月ぶりです。そしてMY先生とは、入院中、僕の病気(B細胞性リンパ芽球性リンパ腫・B細胞性急性リンパ性白血病)(B-LBL/B-ALL)の治療方針について、海外の論文を見ながらかなりの時間、議論させていただきました。
そのため、今後の維持療法について意思決定をする上で、できればMY先生にもご意見をお聞きしたい、と以前の外来診察の時にGY先生にお願いしていました。
主治医との対話と適切な質問の重要性/塗り替えられた生存率
今日は、2週間ぶりの診察日で、虎の門病院 血液内科を受診してきました。
いつものように30分近く採血で待たされた後、主治医のGY先生の診察室前へ。そこでしばらく待った後、血液検査の結果が出た頃に順番が来ました。
まずは血液検査の結果から。一通り数値を確認いただいた上で、GY先生は問題ないですね、とのこと。
冊子「もっと知ってほしい 大切な人ががんになったとき」を読んで共感したこと
「もっと知ってほしい 大切な人ががんになったとき」という冊子がキャンサーチャンネル(たくさんのがん啓発団体が連携し、1つのメディアとして情報発信を行うウェブサイト)で公開されています。
これを読んで、悪性脳腫瘍(グリオーマ)と白血病・悪性リンパ腫を経験したがん患者として共感した点、周囲の人に知っておいてもらえたらなあという点をピックアップしてみます。